学校用務員&給食調理、民間委託…給食のアレルギー対応問題も~9/12文教児童青少年委員会
9/12文教児童青少年委員会のレポートです。
毎年この時期に発表されている、学校用務員、給食調理の民間委託ですが……。
★用務員の民間委託校
- 光が丘第八小
- 富士見台小
- 上石神井中
これで、来年2020年度に、
- 小学校は44校→半分ほど
- 中学校33校→全校委託
となります。
★大きな問題点は、偽装請負
民間委託の問題は、委託先の事業者以外からの命令は、「偽装請負」となることです。
学校のように、日々イレギュラーなことが当たり前に起こる場所では、先生方も、学校全体でも、とても動きがとりづらくなってしまいます。
たとえば、学校内の不審者への対応。「不審者防御」という点は、契約の仕様書には、直接書かれていません。
「学校との協議で取り決め、対応している」と区は言いますが、偽装請負の問題はどこまでもついてきます。
また、事業者の責任を通じて防犯訓練に参加を呼び掛けているとのことですが、事業者次第…ということの裏返しでもあります。
★給食調理の民間委託校
- 北町西小
- 上石神井小
これで、2020年度で
- 小学校→52校
- 中学校→33校(全校委託)
となりました。
★人件費の問題
直営と委託との経費の差は、約3割。
その主なものが、人件費です。
公務員であれば、年齢にあわせて高くなりますが、民間だとなかなか見込めなくなります。
実際、契約や労務管理において、「法定の金額の確認を求めている」と区は言いますが、それはあくまで「最低賃金」の話。
最低賃金で、とても食べていける、生活していけるはずがありません。
実際、民間委託後の「離職率は、区は把握していない」とうかがっており、事業者が人集めに苦労しているお話も伺っています。
私は、今の社会状況において、労働・雇用の安定のために、「公務員減らし(=実質は現場職員ほど削減)」は見直す時期にきていると考えています。
★アレルギー対応が、変更に
今回の民間委託にもかかわる問題ですが、今年2月、アレルギーの対応が変わりました。
「平成31年度からの学校給食における食物アレルギー対応について」という文書が区から配布。
主な変更点は以下の通りです。
1.除去食の対応について
- 変更前:学校によっては複数の除去食を提供することがあった
- 変更後:除去食を1種類のみに限定する
2.代替食について
- 変更前:学校裁量によって代替食が提供できる場合は代替食を提供することがあった
- 変更後:練馬区すべての学校において代替食は提供せず、弁当持参とする
この点、文科省の国の指針にあわせたとの説明を頂き、確かに、理解できる点もあります。一方で、これまでは細やかに対応できていたものが、できなくなるわけです。
食物アレルギーを持つ児童が、給食を食べられないだけでなく、弁当の持参についても、「個人管理を原則とする」、つまり、夏場は食中毒などが心配ですが、それも自己責任、学校は安全責任を負わない…ということになります。
これらの対応の変更も、やはり、民間委託による経費削減などにより、こまやかな対応が難しくなることが背景にあるのでは、と考えています。
食物アレルギーを持つ児童・生徒への配慮を、引き続き求めていきたいと思います。