「適応指導教室」利用状況から見る、練馬区の不登校問題/8/22文教児童青少年委員会

8/22文教児童青少年委員会の報告です。

★適応指導教室等利用状況

「適応指導教室」とは、不登校の子どもたちに個別指導等を行う場所。

そもそも、「適応指導」というネーミング自体、不登校の子を否定しているよう…。

小学生は「フリーマインド」、中学生は「トライ」とよんでいます。

下の画像のとおり、利用は右肩あがりに増え続けています。

★居場所こそ、必要!

ほかに、発達障害の子たちを個別支援する「つむぎ」、居場所事業「ぱれっと」があります。

実はこの「居場所事業」を臨んでいる保護者が多い、という声を聞きました。

学校が、こどもたちを受け入れられる場に変わらない限り、「学校に戻す」ことは望んでいない。だから、学校に戻す目的の適応指導教室よりも、「居場所」を望んでいる…とのお話でした。

一方、「ぱれっと」は、通わせたくてもなかなか通わせられない状況、とのことです。さらに今は、光が丘にしかありません。

★居場所の増設を!

区は西部に、居場所の増設を予定しています。区東部など、低学年の子でも通いやすいよう、増やすべきではないでしょうか。

★教育相談室の不登校相談件数

「なぜ、こんなに不登校が多くなるのか。みんなが悩んでいる練馬区の課題を、みんなで考えてほしい」

ある保護者の言葉です。真剣に、考え、議会でも議論していかねば…と思います。

★次回委員会は9/10(水)10時~

区役所西庁舎8階、委員会室にて。

どなたでも手ぶらで傍聴できます。お越しください!