『区立学校適正配置第二次実施計画(素案)』、策定延期に

2025年3月11日、文教児童青少年委員会のレポートです。

区立学校適正配置第二次実施計画(素案)、途中経過

いわゆる学校統廃合の計画素案。

※計画素案の内容はこちら
https://koguchiyoko.net/nerima/20241209iinkai_bunkyo_tohaigo/

委員会報告概要

■計画策定、延期に

特に豊渓中からの大きな反対によって、計画策定が延期に!

何がなんでも予定通りに進めたい行政にとって、策定延期はなかなかないこと。
それだけ、反対が強いという表れでしょう。

■意見総数と説明会参加者数

委員会では、

説明会の参加者数
→こちらも豊渓中が断トツ

意見総数が366件154名
→うち、子どもの意見が21件16名(少ない!!)

という結果が報告されました。

他計画は、パブコメ結果、意見一覧などが発表されましたが、それもなし。

■今後について

今後については、練馬区が
「今後の考え方を改めて検討」
「来年度策定したい」
と答弁。

少なくとも、地域の合意形成ができるまで策定すべきでありませんが、
委員会後の3/22に開かれた豊渓中での地域説明会も、これまでの説明を繰り返すばかりで、
納得や合意形成からは程遠いものでした。

↓委員会資料

高口質疑

①こどもからの意見が少なすぎる!

高口からは、まず、こどもからの意見が少ないことを指摘。
他計画に比べて、明らかに少なく…
(子ども・子育て支援事業計画で255件227名)

子どもに直接関係ある計画にもかかわらず、これほど少ないのは、わかりづらい内容だったり、聴取方法に問題があるのではないか?
もっとたくさん意見が来るように工夫すべきこと、
子ども向けのワークショップを開いたり、
特に当該校には直接話をきくべきと求めました。

区は、「校長会で周知」などしたことを述べ、
パブコメのあり方は「研究」と答弁するにとどめました。

こども基本法の策定により、練馬区の各種計画で、こどもの意見を聞くようになったこと自体は前進。

ですが、その伝え方には大きな課題が。
子どもに伝わる、わかる言葉で説明することの難しさ、資料の作り方、説明の仕方など、大人の側、行政の側の課題は明らかです。

特に今回の計画素案では、名のあがった豊渓中、光八小、小竹小には直接説明をすべきです。

② パブコメ〆切前に投稿フォームのメンテナンス問題

今回のパブコメの〆切は1月21日ですが、
〆切当日の22時から
ロゴフォームのメンテナンスが実施され、投稿できなくなりました。

「練馬区区民意見反映制度に関する規則」第5条には、
「区長は~当該意見の~提出期間~について、計画等の案を公表するときに明示しなければならない」
とありますが、議会資料や区報等にも、〆切は「21日」と記され、22時までとの説明はなし。
適正な手続きに満たないと考えます。

区は、「翌日電話があったら対応した」というが、電話で対応する旨の告知はありませんでした。
それでは誰も、電話しようとは思いません。

メールでも対応したと言いますが、締め切られたことにより諦めたひとがいるかもしれない、そのことはわからないのですを

私がこの点を一般質問で質疑したところ、
https://koguchiyoko.net/nerima/20250212koguchi-ippanshitsumon1/

それに対し、その後の予算特別委員会で区長与党から、
子どもの学校のタブレットは22時までだから、問題ない…
という指摘もありました。
そもそも練馬区の基準の話をしているのに、的外れな指摘です。

子どもの意見は22時までなのか?と聞いたところ、さすがの練馬区も
「何時までとは考えていない」
と認めました。

③検討会を開くべき!

長年、統廃合問題に巻き込まれている旭丘、小竹地域は、
統廃合の計画が発表される前の数年間、
「教育環境を考える会」を、地域代表らを集めて行っていました。

小竹小の際は、少なくとも、地域で何年も話し合いを経てからの方針発表でした。
(とはいえ、小竹小側の納得も、合意形成もとれないままの方針発表ではありましたが…)

であれば今回も、豊渓中や光八小で、計画策定の前に、まずは「考える会」を開くべきです。

区は「過去の検討経過を踏まえ」「まずは素案を示した」「個別に理解を得たい」
と答弁しましたが、その後の3/22の説明会でも、「理解」からは程遠い状況でした。

高口からは、
「統廃合ありきではない対話の会合を開くべき」
と、重ねて求めました。

④心のケアは、今なお周知もされず…!

先述の一般質問では、学校統廃合がどれだけ子どもの心に大きな傷を与えるか、そのケアをどう行っているかを問いました。

対する練馬区の答弁は「普段から周知している」というもの。
つまり、今回の計画発表にあたっては、ケアの周知もしていないのです。

今回の委員会で、一般質問の後、周知はしたのか?と問うたところ、

区は「特段」行っていない
とのこと。

驚きました………

いまだ、何もしていないとは………

周知がなければ、子どもは、
学校統廃合でショックを受けるのは当然であること、そのことを相談していいことも、わかりません。
「統廃合のことで相談していいんだよ」
とメッセージを送らなければ、そのことを言っていいんだと、子どもは思いません。

感情をおさえたり、我慢したり、
あきらめたりする。

自分たちの計画で、子どもを不安にさせておきながら、練馬区は、最低限の周知もしない。

この練馬区、練馬区教育委員会の姿勢は、本当に本当に、問題です。

「何かあれば当該校と協議」と答弁しましたが、
つまり結局は学校に丸投げという姿勢も、大問題です。

過小規模校は、教職員が少なくて大変と言いながら、
負担を与えているのは練馬区自身ではないでしょうか?


今後も、学校統廃合の問題を追及していきます。