2/19予算委員会、高口質疑!~こどもの森、プラごみ、働き方~

2/19予算委員会、環境費&産業経済費の回で、高口が質疑に立ちました!

以下、質疑の原稿です。
*正式な議事録は、区議会HPにUPされるのでお待ちください。

1:こどもの森のような「あそべるみどり」を、身近に!

こどもの森は、開園前のプレイベントに一保護者として親子で参加したり、今も子どもが日々遊びに行ったりと、楽しませていただいています。周りにも常連の親子がたくさんおり、利用者としても、こどもの森の魅力を実感しています。

我が子が、頭から泥につかって、全身どろまみれになったときは、大感動でした。あまり泥遊びをしてこなかった息子が、こどもの森で変わっていく、成長していく姿を見てきました。

子どもは、遊んで育ちます。子どもにとって、あそびはまなび。特に、自然のなかで、想像力をふくらませながら、思い切り外で遊ぶことが、とても大切だと、様々な専門家が提唱しています。こどもの森のような、あそび場に力をいれる区の施策を、ありがたく思っています。

その環境がよりよくなればと、当事者の思いも込めながら、伺っていきます。

Q1 こどもの森を、子育て支援の場に!

私自身、地域で子育てをしています。屋内の子育てひろばももちろんよさがあり、必要だと感じます。

一方で、外遊びの場は、屋内とは異なる開放感があります。プレーリーダーという専門家がいることで、安心して遊ばせることができ、心からリラックスできます。

外遊びの場は、子どもだけでなく、ママたちにとっても重要な場です。実際、区の外遊び事業「おひさまぴよぴよ」では、来年度から保育士等が配置され、相談しやすい環境づくりを推進しています。

外遊びの場と、子育て支援がつながることで、より支援の手が届きやすくなります。様々な機会をとらえて支援につなげる、という観点から、ぜひ、こどもの森も、子育て支援課など、他部署と連携すべきと思いますが、いかがでしょうか。

*区回答:すでに事業者が子育て支援を行っている。

事業者だけでなく、区の部署として関わることが、大切です。ぜひ、こどもの森は子育て支援の場でもある、という観点で、他部署との連携を要望します。

Q2 「あそべるみどり」を、子どもの身近に!

また、こどもの森のように「遊べるみどり」が、子どもが歩いて行ける距離にあることが、とても重要です。

『練馬区みどりの総合計画(素案)』には、みどりの「質的向上が求められる」「みどりを体験できる多様な機会や場を充実」「みどりを楽しむ暮らしを広げる」、そして「子ども向け体験型事業の充実」とあります。

「遊べるみどり」は、まさに「質の高いみどり」でもあると考えます。

体験型事業もいいとは思うのですが、定員が限られ、地域が遠ければ、連れて行ける親がいるかどうか、親の余裕や意識も含め、家庭環境にも大きく左右されます。

日常的に、身近な地域、各小学校区に1つは、「遊べるみどり」を増やしていくことが、重要と考えますが、区のご認識をお聞かせください。

*区回答:憩いの森や、公園が身近なみどり

Q3 何もない「はらっぱ」を!

「こどもの森」の2016年度のアンケート結果を頂きました。「こどもの森の魅力」について、保護者の回答の1位が「自然を生かした環境」、2位が「子どもが好きなことをして遊べる」。小学生の回答の1位が「自由!好きなことをして遊べる」、2位が「他ではできないことができる」でした。

身近な公園では、あまり自由に、好きなことができていない…という表れではないでしょうか。

たとえば区が、空き家を買い上げ、はらっぱにして、地域に開放し、コミュニティの場にするなど、わくわくするようなアイディアを実施してほしいなと思います。大きな遊具がなくても、何もない空間があるだけで、子どもは無限大のあそびを作り出します。「はらっぱ」はとても魅力的なみどりだと思いますが、いかがでしょうか。

区回答:かしわ公園などに、はらっぱのような空間がある…

ぜひ、進めてください。

Q4 公園を、もっと「あそべるみどり」に!

先ほど公園の話が出ましたが、公園に関しては、「ボール遊び禁止」などルールが多く、自由に遊ぶことが難しくなっています。

現在、区は、地域の方々が運営する「自主管理公園」を推奨していますが、その際、子どもの声を反映して公園のルールを見直すなど、公園が「思い切り遊べるみどり」の場となることを要望して、次に移ります。

2:プラごみを「出さない」仕組みの転換を

現在、海洋プラスチック汚染、いわゆる「海ごみ」が世界的な問題となっています。

2月17日の朝日新聞によれば、世界的に、「国レベルで使い捨てプラ製品禁止の動きが始まって」おり、九州大の磯辺教授は「私たちの生活で使うプラスチックの総量を減らすしかない」と指摘しています。

区は、ロハスフェスタなどで、海ごみの問題を訴えているとのことでした。

Q1 広報だけでなく、「出さない仕組み」を!

一方、毎年行う「資源・ごみ排出実態調査」によれば、正しい分別率は、例年、6-7割で、変化がありません。区はこちらも、広報や周知に工夫しているとのことで、広報はもちろんとても重要ですが、他方で、一定の限界もあることを示しているのではないでしょうか。

区民の意識を向上させる努力だけでなく、区が自ら積極的に、プラスチックごみを「出さない」努力が必要です。たとえば、まずは区役所内のレストランや売店で、レジ袋やストローは出さないことを基本とする。

お客さんが「袋はいりません」と申し出たら出さないのではなく、「袋をください」と言われたら出すようにする。あるいは、紙袋に変えるといった、仕組みの転換が、重要だと思います。

区の職員も多く利用する場ですし、皆さんご協力くださると思いますが、いかがでしょうか。

*区回答:
・3Rを掲げ、区職員で取り組む
・売店とは調整
・今後の発生抑制に取り組む

3:自分らしい働き方の支援を

3.11以降、「職住近接」、地域での働き方が見直されています。技術の発達に伴い、リモートワークなど、都心に出なくてもいい、柔軟な働き方が広がりつつあります。

そこで注目されるコワーキングスペースは、Wi-Fi等の設備が整い、仕事ができるだけでなく、ランチミーティングや講座などが行われ、交流でき、新たなビジネスチャンスにもつながる点が、魅力です。

保育機能付きのシェアオフィスやコワーキングスペースも、各地で登場しています。

また、埼玉県では「在宅ワーク就業支援事業」として、様々な事業を開催。在宅ワーカーと地元企業をつなげる「ビジネスマッチング交流会」は、託児付きで、ママも参加しやすく、仕事復帰や、地域とつながるきっかけの場にもなっています。私も参加したことがあります。

私自身フリーランスで、地域で働いてきました。自分らしい働き方、多様な働き方をかなえられる環境も、求められている時代だと感じています。

保育園の整備ももちろんしっかり進めるべきです。それとは別の問題として、子どものそばで働けるコワーキングスペース、人と仕事と地域をつなぐ交流の場など、自分らしい働き方の支援を、区としても検討すべきと考えますが、区の認識をお聞かせください。

※区回答
・情報が少なく、効果が検証されていない
・行政がやるべきことがどうか含めて、検討する。