【決算・高口質疑】災害時の母子を守るために―助産師会との連携、前進を!(2025/9/30④)
2025年9月30日、練馬区議会・決算特別委員会
「全款」での高口の質疑です。
テーマに分けてレポート中。
全款最後のテーマは……
災害時、母子の命と健康を守るためには、
助産師の力が欠かせません。
助産師さんの力を借り、
母乳育児を続ける
環境を守ることも、重要。
練馬区と助産師会の連携を
もっと前へ…
議会で提案しました。
①練馬助産師会との連携を
高口
先日の防災フェスタで
練馬助産師会が初めてブース出展されていました。
災害時、助産師の力を借り、妊産婦の支援をすることは重要です。
助産師会の調査では、会員の8割が
「状況によるが発災時の母子への支援の意思がある」と回答。
Q1
ぜひ、助産師会との協議を前進させ、
災害時の連携を進めていただきたいと思いますが、区の考えを聞きます。
健康推進課長
助産師会とはこれまでも、災害時への対応について、協議を重ねておりまして、
発災時に立ち上げる、医療救護所のサポートナース、としてご登録いただくなどの協力をいただいているところです。
現在は、この取り組みに加えまして、発災後の健康観察にご協力いただくこと等につきまして、協議、検討しております。
今後とも、助産師会との連携を深め、災害時の支援体制を整えてまいりたいと考えております。
高口
ぜひ、助産師会との協議をもっと前進させて、
連携を前にすすめていただきたいと思います。
②災害時の母乳育児支援
併せて災害時の母乳育児の支援についても伺います。
避難拠点などの避難場所では、プライバシーや周囲の状況から
母乳育児を続けづらくなることが想定されます。
授乳回数が減ることによって分泌が低下するため、
続けられる環境がとても大切です。
一方、ネットには不確かな情報が氾濫しており、
たとえば「ストレスがかかると母乳が止まる」というのも、よく聞く誤解。
「授乳アセスメントシート」を用いて、真のニーズを確認し、個別支援することや、
普段から正しい情報を周知しておくことが重要です。
もちろん、ミルク育児を否定するわけではない前提ですが、
母乳なら消毒が不要で衛生面のリスクが低く、
また、母乳の免疫物質は1年以降も減らないので、
赤ちゃんを病気から守り、かかっても軽く済むなど、
災害時にも多くのメリットがあります。
ミルクとの併用でも、母乳をのむ分、リスクを減らすことができます。
Q2
避難拠点運営連絡会をはじめ、課題を周知・共有し、
周囲の理解を広げ、災害時にもできる限り母乳育児を続けられる
ケアの体制を進めて頂きたいですが、区の考えを聞きます。
区民防災課長
区は、地域防災計画に基づきまして、女性や妊産婦、乳児などの
多様な視点で避難拠点の運営に取り組んでおります。
各避難拠点では、要支援者の配慮や、プライバシーの確保の視点から、
避難スペースとは別の教室などに、授乳スペースを確保するなど、
女性や妊産婦に配慮した施設利用計画を策定して、訓練などを通じまして
そちらの検証、改善を行っているところです。
避難拠点には、感染症予防やストレス軽減のためのテントも
備蓄しておりまして、状況に応じてプライベート空間を確保できるように
しているところです。
ねりま防災カレッジの女性防災リーダー育成講座などを通じまして、
カレッジでは、東日本大震災の被災地での取り組みのある授乳室では、
中から鍵のかかる場所を確保するなど、
そういった項目を取り上げまして、
妊産婦などへの支援についての理解の向上を図っております。
これらの取り組みを通じまして、要支援者など、特に配慮が必要な
方の支援充実を図りまして、引き続き多様な視点に配慮した運営に
取り組んでまいります。
高口
母乳育児支援でも、避難拠点に助産師さんがいることは重要だと思います。
赤ちゃんにとっての母乳というのは、食べること、健康に育つことの
権利でもあり、子どもの権利の観点で捉えることも重要です。
ぜひ、区として支援を進めていただきたいと要望して終わります。