こどもの育ちはこどもそれぞれ!!~「ねりま接続期プログラム」に怒ろう!~
こどもの育ちはこどもそれぞれ。右肩上がりに成長するわけじゃありません。ある日突然しゃべり始めたり、あるきはじめたり……時期もさまざま。
そんなこと、子育て中の親ならだれでもわかることです。
ところが。
練馬区が、「ねりま接続期プログラム」なるものを発表しました。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/gakko/yohosho/youhosyo-renkei.files/nerima.setuzokuki.pdf
0歳のときはこういうことができる、1歳のときはコレが、2歳のときは……
そうやって、小学校にあがるまで、細かく区分し、「この時期はこういうことができるもの」という指針を作ってしまったのです。
私自身、上の子がうまれたばかりのとき、右も左もわからず、スマホで育児サイトを検索しては、「〇ヶ月のときはこれができる」と調べ、「できてるか、できてないか」で一喜一憂した頃がありました。
ダメだとわかっても、他の子と比べてしまう。あの子はできてることが、うちの子はできない。だいじょうぶかな、どこか病気なのかな……。
そのうち、個性が大きいんだとわかり、「脱皮」できましたが……
親はみんな、不安なんです。
「こういうものだ」と「公」に言われると、余計不安にかられます。
それを、練馬区がわかっていないこと。
むしろ、それを発表することが「いい」と思っていること。
その練馬区の子育てへの目線が、何よりおそろしいのです。
今、目の前で生きているこども、それがすべてです。正解なんてない。誰にもそんなことは言えない。
こんなプログラム、本当に大事な税金の無駄遣いだと思います。
私たち親は、もっと怒っていい。我慢してないで、怒らなきゃいけない……そう思うことが、たくさんあります。