練馬区2026年度予算への意見表明…一部の声だけでなく幅広い声、子どもの声を聴く次期区長に期待を!(2026/3/11)
2026年3月11日、練馬区の2026年度予算を審議する予算特別委員会が終わりました。
最終日は、意見表明。
会派を代表し、これまでの予算質疑を振り返り、
次期区長への期待も込めて、意見を述べました。
(各会派5分という決まり)
また、3.11ということで、
議会の最初に、東日本大震災への黙とうを捧げました。
↓以下、意見表明です↓
インクルーシブな練馬をめざす会として、
2026年度一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険会計、
後期高齢者医療会計の4予算案に反対の立場で意見表明をします。
福祉施策は、踏み込んだ支援を!
前川区長の現区政12年を振り返ると、福祉など進んだ面もありました。
来年度予算では、身寄りのない高齢者への支援について、
必要な事業と考えますが、現状では最低限のセーフティネットとなっており、
たとえば、入院時の身の回りのものを誰がどう手配するかなど、
現状ケアマネジャーがシャドウワークでやらざるを得ないことが
解決されていません。踏み込んだ支援を求めます。
住まい確保支援事業での家主への補助金支給も、必要ですが、
実績が相談2件、活用0件と、少ない状況です。
継続的支援など、居住支援についても充実を求めます。
子どもの心を傷つけた学校統廃合
一方で、
豊渓中学校や小竹小学校等の学校統廃合問題を筆頭に、
谷原保育園廃園問題、区立保育園の民間委託など、
特に子どもや保護者を大きく傷つけた問題を、
現区政は引き起こしました。
豊渓中では、学校評価アンケートで、
子どもたちが不安を抱えている状況が明らかになりました。
練馬区の統廃合計画と、それに関わる区の対応が、
子どもの心を傷つけ、将来にも不安を与えているのです。
「見通しの甘さと制度変更のミスを明確に認め、
直接の謝罪と説明を行ってほしい」
という保護者の声に応え、学校統廃合は中止すべきです。
さらに豊渓中のホームページからは、
学校統廃合に関する保護者の意見、
「子ども達の声を直接聞いてほしい」という切実な訴えさえ、削除されました。
「外部の方」からの指摘によって消したことも、答弁から発覚。
区と学校が聞くべきは「外部」の声ではなく、保護者、そして子どもたちの声です。
練馬区子どもの権利条例が必要
そのためにも、私たちはずっと、練馬区子どもの権利条例制定を求めてきました。
確固とした条例の位置付けのもとで、子どもを大人と対等なパートナーとして
認めることが重要ですが、現区政は条例を否定し続けています。
現区政が引き継がれた場合、子どもの権利が守られるのか、
不安しかありません。
このように、練馬区は数々の問題で、
子どもの意見、子どもの声を全く聞かず、
「参画と協働」の主体から排除したままにしています。
たとえば、学校運営協議会に子ども委員を位置付ける、
練馬こども議会で出された提案などは最大限実施するなど、
子どもの意見を取り入れる仕組み、制度を構築すべきです。
差別に対峙する姿勢を貫くべき
区内のある中学校では、障害のある生徒がほぼ毎日出席したにも関わらず、
評価の対象外とされ、全科目に斜線が引かれ、「評価不能」とされました。
明らかな差別に断固抗議するとともに、
評価のあり方自体を見直し、
子どもたちを学力や生産性のみで判断するような社会を
変えていく必要があります。
障害の有無や、性的マイノリティかどうか、生まれや育ちに関わらず、
多様な生き方を認め合い、受け入れ合うことをあたりまえの社会にする。
そのための学校や、学校教育であることを、強く強く求めます。
差別と対峙する姿勢を、貫いて頂きたいと思います。
子どもを守る施策、徹底を
また、赤ちゃん訪問時に家の中の危険箇所を伝える等、
実効性ある子どもの事故予防対策に取り組むなど、
子どもの安全を守る施策の徹底も求めます。
新しい区政には、今度こそ子どもをまんなかに、
子どもの意見を聞き、大人においても、一部の声だけでない、
幅広い区民の声を公平公正に尊重することを、強く望みます。
練馬区立美術館改築や道路問題
現区政は、反対の声がどれだけあがろうと、再開発や大型道路に積極的でした。
桜台東部地区では、防災道路が問題となる中、
さらに補助172号線という新たな道路問題が起きようとしています。
防災道路では、開進第三小学校の敷地が最大1.7mも削られることに。
そもそも開三小は正久保通りに面しており、
防災道路を広げる必要自体がありません。
必要性がない上に、子どもや住民の負担を前提とした事業は見直すべきです。
練馬区立美術館改築は、当初2年の期間が大幅に伸び、
解体・本体工事だけでも4年3か月に。
長期間、区民が美術館や貫井図書館を利用できなくなり、
区民への影響は甚大です。
いつ実施できるかわからない状況で、施設の位置づけは宙ぶらりん、
新たな取り組みもしづらく、現場で働く方々の労働環境も不安定となります。
市場調査等に1千万円近く費やすよりも、
計画を中止し、工事期間も短い改修工事へと、方向転換すべきです。
方針転換できる新しい次期区長を!
そして、その決断のできる次期区長が求められています。
次期区長にゆだねるべき新年度予算で、骨格予算とせず、
本格予算としたことも、大きな問題です。
現区政が残した様々な問題を、区民の声を受けて転換し、
新しい練馬区に変えていく
新しい区長の誕生に期待し、意見表明とします。