【議案】①国保料の値上げ②入札不調の3施設、工事が決定…豊渓小学校、貫井福祉園・貫井福祉工房、平成つつじ公園(2026/3/3)
*2026年3月3日、企画総務委員会ほかのレポートです。
今定例会で、追加の議案、条例改正が出されました。
①国民健康保険料の増額
②延期になっていた工事の入札が決まる
・豊渓小学校
・貫井福祉園・貫井福祉工房、
・平成つつじ公園
*他の議案解説はこちら↓
2026年第1回定例会の議案
https://koguchiyoko.net/nerima/20260212-13gian/
以下、解説します!
国民健康保険料、また値上げに…
議案32号 練馬区国民健康保険条例の一部を改正する条例
値上がりを続け、家計を圧迫する社会保険料。
練馬区では、国保料が増額に。
今回の大きな変更は、「子ども・子育て支援納付金」です。
子ども・子育て支援法の改正により、社会保険料に課されることとなりました。
(国保に限らない変更です)
児童手当や、出産費用などに充てられるとのこと。
子ども・子育てにかける予算を増やすことはもちろん賛成ですが、
保険料に、国民に課すべきことなのか?
国としてきちんと予算をかけるべきではないでしょうか。
保険料の決め方
2018年度より、東京都と練馬区が共同保険者となり、東京都が各区の納付金を決める方式に変わりました。
2026年度、練馬区の納付金は「220億円」、
昨年度より+4億円と、
東京都が算定しました。
保険料の基準は、基本的に23区共通ですが、
江東区、中野区のみ、独自の基準をとっています。
江東区は、一般会計からの繰入れを減らすため、共通基準より高く設定。
中野区は、少し安く設定しています(収納で苦労しており、ロードマップに倍の時間かけている、といった事情があるそうです)。
2026年度の保険料
【賦課限度額】
基礎(医療)分:+1万円増
子ども支援金分:+3万円
→計4万円の増額に
【1人あたりの平均保険料】
0〜39歳、65〜74歳(介護分なし)
159,674円
+7001円、4.59%増
40〜64歳(介護分あり)
202,283円
+10045円、5.23%増
…ただし、全員が一律に上がるわけではありません。
収入・所得等の条件で、変わります。
上記はあくまで「平均」です。
ちなみに、過去イチあがったのは
2024年度で、+13000円。
それよりは低い…とはいえ、
年で1万前後上がるのは、高いですね…
増額要因①子ども・子育て支援金制度の創設
今回の増額の大きな要因は、やはり、子ども支援金分です。
一人あたりの増額のうち「4227円」が、この支援金の分。
R8予算での
子ども・子育て支援金の納付金は
4億5780万円
*子ども支援金が対象となるのは?
世帯年収で
基礎分:1067万円〜
こども支援金分:1280万円〜
で、高収入世帯のみから?という制度となっています。
*子ども(18歳未満)からは徴収しない
そのかわり、その子どもの分を、大人で割って払う、という仕組み。
公費は入れず、大人だけで負担します。
*収納率割戻しの未実施
保険料を払わない人の分を、払った人に上乗せし、負担させることも、行いません。
さすがにそこまでは…ですよね。
*全国の平均
3年分示されています。
R8:250円(1人あたり)
R9:+50円で300円
R10:+100円で400円
※高口注:このまま上がり続けるのでしょうか…?
増額要因②ロードマップ(激変緩和措置期間)の終了
2018年度の制度改革により、保険料が激増することに。
いきなり上がるのを抑えるために、
「年1%ずつあげる」という「激変緩和措置」がとられてきました。
2018年度から1%ずつ、
コロナで延期の期間がありつつ、
いよいよ2026年度、措置期間が終了。
2018年度94%
→2026年度100%と、負担が上がることとなりました。
*高口注:私としては、保険料ではなく
国がきちんと公費、税金というかたちで
子ども・子育てを支えるべきことと思っていますが、
「子どもは社会で育てるもの」という理念で
導入された制度。
「子育ては家庭でやるべき」「3歳児神話」と発言する議員もいるのですが、
やはり、子どもは社会で育てるべきものと考えます。
豊渓小学校 改築
建築が不調で、機械・電気・給食の入札も延期していました。
今回、建築は予定価格を見直し、再入札。
無事決定しました。
入札状況
入札6社のうち、4社は辞退。
2社のうちから、決定しました。
辞退の理由は、自社都合、積算超過、人員確保が難しい、など。
前回入札で、機械と電気は開札せずに中止していました。
今回、機械工事は、2社が応札。
電気工事は4社
→2社が最低制限未満
→1社が積算超過で失格。
給食調理について
前回の入札で、落札した事業者がありました。
今回、その事業者に、随意契約で決定。
工期がずれた分、納期が8月から1月に変更。
金額に変更はありません。
3年後の納品と、長いですが、メーカーのほうで一定確保するそうです。
総工事費は89億円
別途、仮設と解体工事費で14.5億円でかかります。
全部あわせて、89億円とのこと。
一方、新しい「みらい青空学園」は、2校と他施設の複合化をして100億円。
現在進めている上石神井小中学校のように、2校あわせての工事が予算的にも妥当になってくるかもしれません。
となると、旭町小学校と豊渓中学校はせっかく隣同士なので、
一緒に改築をしたほうが、コスト的にもよいですね。
高口より
新しい学校をよいものにしてほしい、
という観点で、以下の意見を述べました。
↓↓↓
12月に完成したばかりのみらい青空学園で、
はやくも「校内での危険箇所」があるとの
情報が届いています。
新しい学校をつくる際は、
安全で使いやすく、事故が起きないよう
配慮の行き届いた設計にするとともに、
今の学校で起きている課題にも対応いただくことを求めます。
↓学校図面






貫井福祉園・貫井福祉工房
入札は4社で、2社が辞退。
辞退の理由は
1社:積算超過
1社:都合により
*豊渓小学校をとった事業者なので、
そちらをとったための辞退と考えられます。
建築・機械工事を、「包含方式」といって
一括で契約するかたち。
(もともとは別々の「分離発注」)
もともと5億7千万円だったところ
6億1千万円ほどとなり、
+4100万円の値上がりとなりました。
平成つつじ公園
元々、造園と建築をセットで入札をかけましたが、
入札不調に。
造園と建築、別々で入札にかけることに。
今回は、造園のほう(ツツジ園、芝生広場)の契約。
トイレ・管理棟の建築の入札は、今後別途行われます(R8に発注予定)。
3社が入札、
辞退した1社は、石神井松の風文化公園をとった事業者なので、そのためと思われます。
全面閉鎖で、その間、トイレも使用できなくなるとの答弁でした。

(全体)入札の傾向
今年度の落札率
建築:96〜99%
電気:92%で推移
→競争が働き、他に比べて入札者数が多い
その他の議案
議案31号 練馬区災害応急措置業務従事者および水防従事者に対する損害補償に関する条例の一部を改正する条例
こちらは毎回、国があげるたび、それにあわせてあげているもの。
非常勤消防団員などについて、
補償基礎額の増額
配偶者加算がなくなる代わりに、こどもの手当を増額する
といった改正です。