【高口質疑】産後ケア、利用枠を増やすためにも、助産師等への委託料増額を!(2026/2/25予算②)

*2026年2月25日、予算特別委員会「保健福祉費」での高口の質疑です。

とても重要な産後ケア、
年々利用が伸びています。

一方で、枠が足りない、予約がとれないという声も。
施設を増やすためには、そのための区の支援が必要ですが……

現在の委託料も、お隣西東京市よりも安い現状。

助産師にも依頼している健診や赤ちゃん訪問も、安いことがわかりました。

まずは、委託料の増額を。

そして、新たな施設を開く助成金や、事務負担の軽減などを、求めました。

↓以下、質疑です↓


産後ケア、練馬区の委託費が安い!

練馬区より東京市部のほうが助産師への委託費などが高いという話を聞き、
お隣・西東京市との違いを調査させて頂きました。

産後ケアは、契約金額ベースで、

デイケア
  • 練馬区:22000円
  • 西東京市:27000円
  • 5000円も、練馬区が安い。
ショートステイ
  • 練馬区:33000円
  • 西東京市:37000円
  • 4000円、練馬区が安い。

加算の違いは細かくありますが、ベースの料金がこれだけ違います。

乳幼児健診は時給で
  • 練馬区1650円
  • 西東京市2300円
  • 650円、練馬区が安い。

東京都の助産師の時給の目安は1700~1800円
という話も伺っており、練馬区の1650円は安めかなと思います。

新生児訪問、赤ちゃん訪問は

助産師さんにも依頼していますが、
自然分娩研究会による23区の調査では、

練馬区6800円より高い区が

  • 荒川区:7000円
  • 豊島区:7350円
  • 港区:7600円
  • 新宿区:8080円
  • 文京区:7000円
    →来年度から8000円に値上げだそうです。

高口Q

当然、より高いほうが働きやすくなって、
助産師さんも、「そちらで働こう」ということになってしまうのかなと思うので、

専門人材確保の観点からも、
これらの委託費の増額を求めます。お答えください。

A【健康推進課長】

今、委員の方から、医療系の職種の単価等についていただきましたけれども、

区の方につきましては、この度お出しをしております予算案において、すでに
医療系専門職の報償費等につきましては、増額ということで
お出しをさせていただいている所でございます。

産後ケアの委託料につきましては、
助産師会のご意見や実績、この他、他自治体での事業の実施方法や金額も参考にしながら、
令和6年度、7年度と2ヶ年続けて増額をしてまいりました。

また、産後ケアの制度開始の翌年に、多胎児に関する加算を設けました他、
本年度から、支援の必要が高い利用者を受け入れた場合の加算も設けております。

更に、本年1月からは、きょうだい受入れ時の加算、
生後4か月以降の子を受け入れた場合の加算、
夜間職員配置加算も設けるなど、
更なる支援充実を図っており、
現在適切な委託料になっている、という風に考えております。

今後も、助産師会のご意見を伺いながら、
適正な委託料で事業を実施してまいります。

【高口】物価高→増額を続ける必要性

いろいろ上げていただいていると思いますし、
加算も必要ですが、ベースを上げて行く必要があります。

2ヶ年連続で上げているということですが、
物価が上がり続けている今、ずっと上げ続けて行くことが重要
じゃないかと思いますので、よろしくお願いします。

産後ケア施設が増えるよう、開設助成なども!

利用者の側から見ると、枠がない、
なかなか予約がとれないという状況も続いています。

来年度、子育てスタート応援券や産後ケア利用時の電子化などを進めており、
オンライン化は喜ばれることと思いますが、
そもそも予約がとれない、利用できない問題を解決しないと利用できない、
ということになってしまいます。

つまりもっと枠を増やしていく必要がありますが、
じゃあ助産師さんが新たな産後ケア施設を開けるかというと、
「今後は厳しい」という話を聞いています。

昨今の不動産価格の上昇、施設維持費、膨大な事務作業のためです。

今回、産後ケア施設改修費用等助成費を予算化したことは
助産師会の皆さんも求めてきて、私も要望していたことなので
とてもよかったと思っていますが、

高口Q

今後の産後ケア施設の維持や、施設を増やす観点から、
開設費用の助成、施設維持費や委託料の増額、事務負担の軽減などに
取り組んでいただきたいと思いますが、区の見解を伺います。

A【健康推進課長】

区の産後ケアの事業者ですけれども、現在で39事業者、
こちら今23区で最大となってございます。

区では毎年、各事業者等意見交換会を開催しておりまして、
事業所からのご意見を伺った上で、
今年度、ベビーセンサーやベビーモニターなどを対象に、
安全管理対策に要する備品の購入経費を補助するなど、
事業者の運営を支援してまいりました。

また、令和8年度当初予算におきましても、
事業者のご意見を踏まえまして、
施設のハード面を含めた支援を行うための
施設改修等費用助成756万円を計上しております。

申請にあたりましては、各事業所のご意見を反映しまして、
簡便に申請できるよう工夫をして行きます。

【高口】区としての支援、充実を!

なかなか、助産師さんの方も、新たに施設を増やすのは大変だという話を伺っていますので、

事業者、助産師さんまかせということではなく、
区として支援の充実をしていただかないと、
続けられない時代に来ていると思います。

区としての産後ケアセンターの開設なども検討いただきたいと求めます。