【高口質疑】平和への責任を地方から ― 民間空襲被害者支援を問う(2026/2/19予算特別委員会①)

*2026年2月19日、「総務費・議会費」での高口の質疑です。

衆議院議員選挙で、
「#ママ戦争とめてくるわ」
のハッシュタグが注目を集めました。

戦争への不安や恐怖、
平和のためにできることは何か……

そんな思いもこめながら、
練馬区が平和推進事業にもっともっと
力を入れていくことを願い、質疑をしました。

↓以下、質疑です↓


世田谷区民間空襲等被害者見舞金

2025年度、世田谷区は区独自に「世田谷区民間空襲等被害者見舞金」
の支給を決定しました。
今現在は申請期間中です。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02083/28871.html

>空襲等の戦時災害により心と身体に障害や傷跡が残り、長年にわたり多大な苦労や苦痛を受けている民間空襲等被害者に対し、戦後80年にあたり労りとお見舞いの気持ちを表す
…という主旨の事業です。

本来は国がやるべきことですが、
国より先にやりました』を出版した世田谷区長、保坂区長による英断と言えます。

これまで、原爆被害でも、被爆者援護法は制定されたものの、
ヒバクシャは想像を絶する苦しみを受けながらも、
「受忍」、国民が耐え忍ぶものとされてきました。

空襲被害では、家や財産、大切な家族を喪っても、ケガや障害を負っても、
民間人には何の補償もない、これが今も続く国の基本方針です。

先日の衆院選では、国民に「血を流す」ことを求める与党候補者の
動画が炎上しましたが、
万々一、今後、民間人になんらか被害が出た場合、
私たちはまた、「受忍」させられるということです。

他方、衆院選で大きな共感を呼んだのが、
「#ママ戦争とめてくるわ」のハッシュタグ。

私たちの中にある戦争への不安、恐怖、
何か行動しなければという使命感などが凝縮され、
私たちは、一人ひとり力は小さいけれど、平和のための行動をし続けることができるのだと
希望を持てたムーブメントでもありました。

高口Q

①練馬区としても、平和のためにできること、
新しいことをもっとやっていくべきと改めて思うなかで、
来年度の平和事業で、どのような新しいことに取組むか?

②「民間空襲等被害者見舞金」、練馬区でもぜひ実施を求めますが、

2点、お答えください。

【総務課長】

①まず初めに、世田谷区の空襲等被害者見舞金制度についてお答えします。

世田谷区の制度につきましては、只今ご紹介ありました通り、空襲等の戦時災害により、
心身に障害や傷跡を負った方に対し、独自に見舞金を給付するものという制度と
承知しております。

この制度については、戦時災害の範囲ですとか、対象者の特定、また因果関係の立証の難しさ、こう言ったことなど、課題が多くあると認識してございます。

戦争被害者への支援は、国が責任を持って対応すべきものと考えます。
空襲被害者等への支援については、超党派の国会議員による検討もされており、
その動向を注視してまいります。

区、独自に見舞金の支給等を行う考えはありません。

②次に、区の平和推進事業の来年度の取り組みでございます。

戦後80年の今年度は、区内の被爆者団体のご協力を得て、パネル展の資料を充実すると共に、広島平和記念資料館などから借用した原爆被害に関する資料を展示いたしました。

この他、都から借用した戦争体験談の区役所アトリウムでの映像上映、区立図書館や
ふるさと文化館での平和関連資料の展示、講演会の開催など充実を図りました。

また現在、平成3年刊行の戦争体験記録集、「平和への架け橋」などの記録の活用についても検討を進めているところです。

今年度の取り組みの成果や被爆者団体からのご意見、
また区民アンケートの結果等を踏まえまして
今後も事業の充実に向けて取り組んでまいります。

ヒバクシャの語り部の実現も!

高口:難しい課題があるからこそ、取り組んでいくことが重要だなと思います。

80年経って、年々空襲被害者も減る中で、是非、国が急ぐように、練馬区からも
声を上げていただきたいと思います。

そして今年こそ、被爆者の平和記念コンサートでの語り部などが実現するように、
是非よろしくお願いします。要望します。