ごみ調査・緑化助成・豊玉リサイクルセンター移転・災害時ごみ処理協定(2026/3/10みどり・環境等特別委員会)
2026年3月10日練馬区議会「みどり・環境等特別委員会」のレポートです。
1:今年度実施した「一般廃棄物調査」の結果
→練馬区のリサイクルの状況・課題は?
2:沿道緑化の助成メニュー等を見直し
→基本は増額!
3:豊玉リサイクルセンターの移転・整備状況&オープンハウス
→3月26&28日に説明会!
4:災害時に発生する廃棄物の処理に係る協定の締結
4件です。
1:「令和7年度練馬区一般廃棄物に関する調査」の報告
調査結果 概要
分別適正物(正しい分別の割合)
- 可燃ごみ:2.3%悪化
- 紙・プラなどリサイクルできるものが、少しずつ減ったため
- 不燃ごみ:10.4%悪化
- 革製品(可燃ごみ)等が混じっていたため
- 容器包装プラスチック:1.2%改善
- プラのリサイクルが定着してきた
世帯別
- 世帯人数が多いほど、一人あたりのごみ量は少ない
可燃ごみの排出量
- 平均:313.3グラム
- 参考:10年前316.1グラム
- マイナス2.8グラム減少
- 10年前より減っている
区民アンケート調査より
「区に取り組んでほしい施策」で
「フードシェアリング事業」36%がダントツで多い
事業所アンケート調査
事業系有料ごみ処理券を「貼付していない」が23%も!
(常に貼付が55%、時々貼付が9%)
→きちんと出している事業者が過半数な一方、
出していない事業者が一定いて、驚きます。
【高口質疑】フードシェアリングサービス
区民アンケートで人気が高かった項目について、
高口から質疑しました。
他自治体では、民間マッチング事業との協定を結び、
周知に協力などしているところがあるそうです。
可燃ごみの中でも生ごみが多く、
フードロス削減がポイントになります。
練馬区内では、フードロス自販機の事業者もあります。
練馬区のこども新聞「すずらん新聞」で、子どもたちが取材していました。
高口Q
フードロス自販機が、駅前・駅中にあると利用者も増えるのでは?
ココネリの練馬観光案内所、結構遅くまで開いているので、置いてはいかがでしょうか?
区A
- 他自治体では、賞味期限・廃棄が近い事業所とほしい区民とのマッチングをする事業者と協定結び、HPで紹介する取り組みを行っている
- 区として検討する
- 自販機の設置について
- 区内の高野台に自販機、格安で売っているところがある
- おいしい完食協力店にも協力いただいている
- 行列ができており、ニーズがある
- 調査研究
- 次の計画で取り組みを盛り込む
高口
区内事業者にもご協力いただきながら、
区役所に「フードロス自販機」を置くのも
注目を集めるのではないでしょうか。
【高口質疑】宴会・飲み会での残食
また、個人や少人数の食事ではしっかり食べ終えても、
宴会、大勢の飲み会で、どうしても残りがちです。
事業所アンケートでは、13.9%が「(フードロスで)特に行っている取り組みはない」と回答しており、その引き上げが重要です。
協力店舗へのインセンティブや、「3010」の周知など、いかがでしょうか?
区A
- 家庭でできること+事業所にも取り組んでいただく必要がある
- 食べ残し→「3010運動」
- 最初の30分、最後の10分は食事に集中し、食べ残さないようにしよう、という運動
- 環境部の宴会では取り入れている→全庁的に広げたい
- 宴会の時期は働きかけ→やってくれている部署もあると思う
- 紹介→横展開になるよう取り組み広げていけないかなど、検討
他委員の質疑
分別がまちがっているもの調査結果から、
・ビンなど→しっかり洗って出すこと
・ペットボトルのラベルをきちんと剥がすこと
が大切!といったことも、わかりました。
紙おむつのリサイクルについても質問がありました。
事業者が少ない、いても量を多く受けられない、
リサイクルルートが課題、とのことです。
剪定枝のリサイクルについても、要望が出ていました。
2:沿道緑化の助成メニュー等を見直し
4月1日より実施。
4項目あり、
①②③は増額、値上げ。
④のみ減額です。
①樹木
- 1本から対象に
- 4本以下は事後申請OKに
- 高さごとに3段階
- 0.3m〜:3000円/本
- 1.2m〜:12000円/本
- 2m〜:20000円/本
*近年始めた「プランター緑化」はすでに事後申請可にしてある
②緑化による舗装など撤去
- 緑化にともなう塀や舗装の撤去:11000円/m
- 集合住宅
- 撤去なし:80万円
- 撤去あり:120万円
③地域ぐるみの緑化
- 今の「緊急道路障害物除去路線」「みどりの協定地区」に加え、
- 「緑地協定地区」「緑化ルールのある地区計画の地区」の2つを追加
- 上乗せ額:1.5倍に
④フェンス緑化(*減額)
フェンス1mあたり(道路面の長さ)
変更前:12000円/m
変更後:6000円/m
ここだけ、助成額が下がります。
下げた理由は、実績を踏まえて検討
→「100%近い助成率」のため。
申請する人にとっては、満額出るのはいいことですが…
区としては、
他メニューでは満額出ないので、助成割合を均一化したい
という意向があり、減額となりました。
フェンス緑化を申請するなら、
ぜひ今年度中、3月末までに。
間に合えば、お急ぎください!
↓見直し一覧

【高口質疑】ブロック塀、撤去した後の設置の助成が大切!
これまで、緑化の予算は例年、執行率40%ほど。
つまり、60%は使われずにきました。
一方、昨年度よりプランター緑化、中高木の緑化の
メニューを増やしたところ、
執行率が20%あがり、60%となりました。
プランター緑化、中高木の緑化で申請の7割を占めるとのこと。
ということは、申請を増やす一つの方策は、
対象メニューを増やすこと。
高口Q
「今後、これを対象にしてほしい」
がいい、といった声はありますか?
区A
- お声としては、制度というよりは、やってほしいもの
- 「維持管理の部分の助成」を要望する意見を聞いている
- 現段階で、維持管理までの助成は区では考えていない
- 見直しを含めて、制度を周知しながら利用率をあげていく
- 要望も踏まえて、今後検討する
【高口質疑】申請の面倒くささのハードルをいかに下げるか
申請を増やすため、もう一つ大切なことは、
申請の面倒くささを、どれだけ下げるか。
高口Q
その点で、今回、事後申請を加えたことはよいことと思います。
今後も事後申請OKのメニューを増やすなどしてほしいですが、今後の検討は?
区A
- 申請後に見に行く→明確に確認できる
- 中身を検証して、樹木緑化で本数単位の実施とした
- ただし、4本以内に
- 数が多くなると…悪意ある植栽もあったりすると…
- 監視、点検、検査→今回、4本までにした
- より多くの方が使って頂けるように検討したい
高口
事後申請にすれば、事前に見に行く職員の手間も省けます。
高さで金額が違うので、低木は多めにするなど、差をつけてもいいのでは?
検討をお願いします。
3:豊玉リサイクルセンターの移転・整備、オープンハウス
基本設計が完了しました。
2028年度(R10)の開設を予定したものの、
工事現場の働き方改革等によって
工期が伸び、
2029年度(R11)、1年延期となりました。
↓図面はこちら

リサイクル家具などの売り場が入り口すぐ!
展示スペースが奥にあり、
環境学習などの展示を想定しています。
リサイクル品販売が楽しみで来た方に、
環境学習のほうまで足を運んでいただける仕掛けが重要ですね。
また、コミュニティスペースをどう活かすか、
環境学習の展示をどうするかも、注目です。
オープンハウス
- 3月26日(木)18-21時
- 3月28日(土)9:30-12:30
- 桜台地区区民館
4:災害時に発生する廃棄物の処理に係る協定の締結

災害時のごみ処理に関する契約、3項目です。
- 粗大ごみ一時置場の監理・運営、車両供給
- 一次仮置場の監理・運営
- 資器材(敷鉄板)の供給
敷鉄板の供給
そのうち、一番気になるのが「江戸鉄株式会社」さん。
伝統のありそうな名称の会社さんですが……。
ごみ置き場に敷く鉄板を供給いただく協定です。
- 何もしかないと、雨でぬかるんで重機が動きづらい
- 「砂利や鉄板をひいてください」と国が言っている
→練馬区は、鉄板をひく想定にしました。
金額は、発災時高騰するので、
発生寸前の適正価格で契約。
詳細は今後、江戸鉄さんと相談ですが、
厚さ:22mmが一般的、「ダンプが通れるでしょう」と言われている
大きさは、1.5×6メートル、10ha
のものを、供給いただく想定です。
「この公園ならこのくらい」と図面を見せ、
今後協定を結んで、具体的な枚数を考えるとのことでした。
高口Q:砂利にしなかった理由は?
区A
- 砂利と鉄板、それぞれメリットデメリット
- 復旧のしやすさ
- 砂利→一度まくと拾い集めて再利用が難しい
- 鉄板はひいたあとに新たに使える
- 環境にやさしいといわれている→鉄板に
高口Q:敷鉄板の協定、珍しいのでは?23区で一番?
区A
- 敷鉄板の協定、私が知るかぎりでは23区ほかにないと思う
- 東京都全体を見ても、聞いたことがない
- 全国は調べていないが、珍しい協定だと思う
→先進的な契約のようですね!
高口Q:江戸川区にある→交通事情によっては、持ってこられないことも考えられる
今後は、別のところ、東京以外とも協定を結んでいくのか?
区A
- 他の協定は、組合系、何社かと協定を結ぶ
- 資機材は、鉄板についていろいろ調べるなかで、関東で一番、鉄板を保有している会社(江戸鉄株式会社)
- そこを足がかりに、協定を結ばせてもらえたら
- 1社が被災したら供給できない→複数
- そこが加入している組合などからの提供、考えられる
…とのことでした。
災害時、様々な想定をし、対策をとっておくことが重要ですね。
今後ともよろしくお願いいたします。