小金井市立南小学校にて、「演劇的手法の授業」を視察させて頂きました【2024/12/23】
小金井市立南小学校にて、「演劇的手法の授業」を視察させて頂きました。
コミュニケーション教育、表現教育、演劇教育などと呼ばれる手法。
東京都では小金井市さんが熱心に取り組んでおられ、プレイキッズシアターさんがファシリテーター等で協力されています。
見学させて頂いたのは5年生、今年で4回目の授業。
アイスブレイクの「トイレゲーム」につづき、「バタバタゲーム」「操り人形」で盛り上がり!
楽しみながら、息を合わせる、目線などでコミュニケーションをとるワークが続きます。
これまで3回、表現の授業があったことで、子どもたちは「これが楽しい」ことを知り、表現に慣れてきているのだな、感じました。
3学期は、国語の教科書に出てくる物語を演劇的な手法で読み解く、という授業を行う予定とのこと。
今日はそれを踏まえて、『浦島太郎』をお題に、グループで小作品を作り上げます。
4グループ5人ずつ、
音楽(曲調の違う4曲から選ぶ)に合わせて。
最後まで終わらなくてもOK。
セリフはなし。
こちはら「サイレント昔話」というワークです。
なんと、わずか10分!
しっかり伝わってくる表現力、
相手のアドリブを受け止めて返す即興の展開、
笑いも何度も起き…
全グループ、とても10分で作ったと思えない完成度!!
しかも最後は
「もう一回やりたい!」
「アンコール!」
と拍手まで自然発生。
それほど、子どもたち自身が楽しんだということが、何よりすごいなと…!
これこそ、「協働の学び」ですね。
終わったあとは、輪になって
「どうだった?」
と振り返りを入れるのもポイント。
子どもたち同士で褒め合い、認め合い、
また、先生からは次に何をするか、きちんと説明があり。
それによって、子どもが見通しや安心感を持って取り組めるのだろうと思います。
チャイムが鳴ると、
「鳴っちゃった…」
と残念そうな声が自然に子どもから上がったのも、それだけ楽しかった証だと、感動しました。
一方で、授業時数が限られるなか、教科学習の中に採り入れることも、大切なこと。
今後、国語の授業でどのように展開するのか、とても注目しています!!
また、小金井市立南小学校さんでは、
先日名古屋市立山吹小学校さんでも視察した「自由進度学習」も採用なさっています。
子どもが意欲的で楽しく、「本来こんなに学ぶんだ」と感じた、
授業中、先生が子どもをしっかり見られる、
…との校長先生のお話も伺えました。
演劇的な授業についても
「子どもたちが実に生き生き」
普段から弾ける子でなくても「ああいう場だから表現できる」
「将来が楽しみになる」
と校長先生。
練馬区でもぜひ、採用されるように働きかけていきたいと、改めて強く思いました。
小金井市立南小学校の先生方、生徒さん、教育委員会や議会事務局、プレイキッズシアターの皆様、本当にありがとうございました。
帰りは「はけ」で有名な「野川」に少しですが寄ることができました。
【参考】
【高口ようこ一般質問2023-3】新しい教育、新しい学校に変えていこう!(2024/2/14)