名古屋市立山吹小学校の自由進度学習を視察させて頂きました【2024/12/17】

名古屋市立山吹小学校へ、視察に伺いました。

イエナプラン教育を取り入れた「自由進度学習」が注目を集めています。
この日も、他自治体からたくさんの方が視察にお見えでした。

国語、算数、理科、社会に
先生によっては総合や図工の時間も加え
「自分で1週間の時間割をつくり、自分で決めて自分で学ぶ」方式。

その時間は、生徒はそれぞれの学習に取り組みます。

休み時間も、算数のドリルを続けている一年生の姿が。
それも、
「自分で決めた」ことが大きい、
自己決定、自己選択できるからだと思うと、先生がおっしゃっていました。

あちこちで、子ども同士が教え合う「協働」の姿も見かけました。

廊下で仲良さそうに並んで学ぶ低学年の子たちは、自分たちがつくった課題を、うれしそうに見せてくれました。

その笑顔がキラキラしていて、
「夢中になって学ぶ」という目標のひとつが、ここにあるなあ、と感じました。

教室も、机が窓際に並んでいたり、
カーペットの引かれたゾーンがあったり、
作業しやすそうな大きな机や地べたに座れるちゃぶ台のようなテーブルなど、
とても自由で開放的で、居心地がよさそう。

先生の机も、教室の真ん中にあったり後ろにあったり、個性が出ています。
先生と生徒がどうしたらよりよい環境になるか、話し合いながら変えていくそうです。

廊下にも学ぶスペースがあったり、
図書室も廊下までカーペットを広げ、本が並んでいました。
学校全体を学びの場にする工夫とのとこ。

校舎自体は特段変わっているわけでも新しいわけではなく、普通の設計。

考え方がとても大事なんだ!
公立でもここまでできるんだ!!
と感動的でした。

「振り返り」の時間では、到達したい7つの目標お比べながら、自分が今日できたこと、できなかったことなどを、しっかりした言葉で発表する子どもたちに感銘を受けました。四年生とは思えない…でも、どの地域の子も、本来は、やればできることなのですよね。

視察では見られませんでしたが、イエナプランでもやる「サークル対話」は、子どもたちの心理的安全を作るためにも、とても大切とのこと。
輪になって、顔を見せ合いながら話し合う。相手の言葉を否定せずに聞く。
とても大切です…!

生徒数は600人以上、4クラスあり、
10年前より200人も増加!
公立校で、この生徒数でできることもまた、すごい…!

名古屋市自体も、
「ナゴヤスクールイノベーション」を掲げ、
オランダ、デンマークへの派遣なども行いながら、
「ナゴヤ学びのコンパス」を作成。

練馬区の教育がますます遅れる、取り残されると、危機感も抱きつつ…

山吹小学校の先生方、生徒の皆様、
ご一緒くださった板橋区議のおふたり、
ありがとうございました!

2月の一般質問に活かしたいと思います!


【参考】

名古屋市立山吹小学校