2026年9月17日、練馬区議会・決算特別委員会「環境費」での高口ようこの質疑です。
2テーマ目は、子どもの外遊びについて。
外遊びは、子どもの心と体の育ちにどんな意味を持つのか。
そして、外遊びを支えるプレーリーダーの待遇について、区からは来年度予算に向けた答弁もありました。
👇詳細は質疑にて👇
トーキョープレイ:遊びのマニュフェスト
高口:こどもたちが思い切り外遊びができる貴重な環境がこどもの森ですが、
今年7月、子どもの外遊びの推進などで有名な一般社団法人TOKYO PLAYが、
「遊びのマニュフェスト」を公表しました。
*参考:https://tokyoplay.jp/2023/03/manifest-20230329/
「子どもが遊ぶ環境を社会としてよりよくしていくためのメニュー集」
として作成されたもので、
「遊ぶことの価値や遊び不足による影響、現状の課題などを確認できるようにし」
「子どもの遊びにやさしいまち」「の実現に役立てていただければ」
との思いで、自治体や議員などに向けてつくられた政策提言です。
こどもの自殺や孤立、不登校、運動能力や視力の低下など、こころとからだの子どもの危機を分析したうえで、
「自由な遊びの減少と子どものメンタルヘルス課題の増加には相関があり」
「身体活動は自殺念慮に対して保護的に働く可能性」
「遊びは抑うつ・攻撃性の低下との関連が報告」
といったメリットが示されています。さらに
「遊び環境の整備は」「孤独・孤立などの課題を、人や地域とのつながりによって支える」「社会的処方」であり、
「水面下にある根深い要因」に、「問題が生まれる前から働きかける」「川上政策」となり、
子育て支援はもちろん「精神保健、まちづくり、都市計画、教育」など複数分野の政策を同時に後押しするもの、と述べています。
つまり、今の子どもたちを取り巻く様々な問題、社会課題が、外遊びによって改善する可能性があることを、データを用いて示しています。
国や自治体への提案としては、
1:子ども・子育て支援事業計画のニーズ調査に、子どもが自由に遊べる環境の充足状況を問う設問を加えること
2:園や学校で、外で動く時間を日課として位置付ける
3:子どもの遊ぶ環境の見える化を進める
の3点を、求めています。
Q:練馬区として、このマニュフェストに対する見解を伺います。
Q:また、こどもの森などを活用しながら、どのようなことに取り組んでいけるか、伺います。
区A:みどり推進課長
委員からご紹介がありました「遊びのマニフェスト」につきましては、私も承知しているところです。こどもの森は、子どもたちが緑の中で自然体験や遊びを通じて緑の豊かさを実感し、緑や生物多様性への理解を深めるための啓発施設です。自然体験を通じて、緑への愛着や、環境保全の意識を育むと共に、将来の緑の担い手の育成や、地域ぐるみで緑を守り育てる意識の醸成にも寄与しています。
子どもにとって自然の中で遊ぶことは心身の健康な成長に重要な役割を果たしています。
木登りや泥遊びなどの体験を通じて、走る・遊ぶといった、基本的な運動能力が育まれる他、自ら考え工夫することで、想像力や問題解決能力が養われます。
また、友達と遊ぶ中で、協調性や思いやりの心が育ち、挑戦や成功体験は自己肯定感の向上にも繋がります。
委員からお話があった、「遊びのマニフェスト」の中にも、外で遊ぶことは、子どもが育つ上で欠かせないものがあると定義されており、行われているこどもの森での取り組みと共通する部分はあると思います。
こどもの森を運営する事業者は、施設の特性を踏まえながら、これまでの経験や実績などを生かし、子どもにとって最適となる運営を行っていただいているところです。今後拡張整備が実現すれば、さらに多くの子どもが受け入れられると考えております。事業者とも連携しながら、こどもの森における自然体験や、遊びの機会を今後充実させて参りたいと考えております。以上です。
プレーリーダーの給与UPを!
高口:ぜひ充実をお願いします。
おっしゃったように外遊びが重要ですが、マニュフェストを実現するためにも、
こどもの森や外遊び事業にも、プレーリーダーが欠かせません。
子どもの発達や課題の理解、プレイワーク、子育て支援など、
幅広く高い専門性を有するにもかかわらず、
他職種と比べて給与が低く、
そのために続けたくても続けられない方もおり、
人材の確保が難しくなっている状況があります。
Q:こどもの森、外遊び事業の維持向上のためにも、
物価状況も踏まえ、区として、プレーリーダーの
人件費の増額を要望しますが、見解を伺います。
区A:みどり推進課長
プレイリーダーは、子どもたちの自然体験や冒険遊びを支えると共に、安全面にも配慮しながら活躍する重要な役割を担っていると認識しています。子どもの森のスタッフとして、安心して働き続けられる環境を維持する必要があると考えております。人件費につきましては平成27年に開園して以来、社会情勢や運営実態を踏まえながら、適切に対応して参りました。また、令和9年度予算編成においても、引き続き物価や賃金の上昇等の情勢を踏まえ、適切に対応して参りたいと考えております。以上です。
高口:なかなか体力がいる仕事であったり、また保育士とか公定価格が上がっている中で、きちんとした国としての位置付けがまだなされていない職種でもありますので、ぜひ区として向上をしていただきたいし、それ以上の拡充を求めたいと思います。
他部署との連携を
高口:こどもの森には、発達特性や不登校など、多様なお子さんやご家族が集います。
幅広い支援が必要とされ、特に教育委員会との連携が重要となります。
教育委員会を中心に、他部署と連携を進め、こどもの森における子どもたちへの支援を強化いただきたいと要望します。







