2026年9月9日の文教児童青少年委員会のレポートです。
委員会の案件名:練馬区立石神井小学校校舎増築の再検証について
石小増築問題、これまでの経緯
近隣の大規模再開発により、教室が足りなくなることがわかり、
急遽、増築の方針が決まった石神井小学校。
PTAなど保護者からは、校庭がこれ以上狭くなることへの
懸念の声が強くあがっていました。
そんななか、工事の入札が不調となり、
工事が1年延期になりました。
1年延期になったタイミングで、
一度立ち止まり、工事について考え直す、
再検証する…というのが、今回の報告です。
*参考:https://koguchiyoko.net/nerima/20260612iinkai_bunkyo2/
「再検証」概要
委員会資料

簡単にまとめると…
- 当初、最大で29学級になると推計していたが、
- 最新の推計で、最大25学級にとどまることが判明
- 既存教室や多目的室の改修で、27教室が確保できる見込み→立ち止まって考える
- 来年1月頃に、令和9年度入学予定者が固まるので、それをもって判断する
また、第二校庭として購入していた拡張予定地については、
「もう一度活用方法を考え直す」
「学校と協議する」という説明です。
高口質疑:校庭を狭くせず、教育環境を守る決断を!
保護者の方々からご意見・要望を伺い、議会でしっかりと質疑しました。
保護者の要望が受け止められた
高口Q:石神井小学校増築の件は、実際にPTAや保護者の方々からも、
要望が出ており、私からも練馬区にお伝えしていました。
保護者などの皆様の声を受けての今回の決定、見直しの判断をしたことを高く評価します。
ありがとうございます。
保護者の皆様からは、今でさえ、児童数に対して校庭が狭く、
休み時間などは分けていて、全員が一斉に校庭を使えない状況がある、
遊んでいて、ぶつかってしまうこともあると聞いています。
増築をやめて、既存教室の活用をし、校庭を狭くしないこと、
拡張予定地については、教室数の確保のために必要であれば
学童等を移転させるほうがいい、という要望があります。
学童の建物を建てるとしても、校舎を増築するよりはるかに安く済みます。
来年1月頃の決定ということですが、ぜひとも保護者の声を受け止め、増築中止・学童移転による対応としていただきたいと要望します。
保護者からの要望に対して、見解を伺います。
- 区A:今後進めるにあたり、
- 学校・保護者の意見をきちんと聴きながら一緒に検討したい
- 区A:学童クラブについて
- 学校中心に検討進めていくことになるが
- 学童についても運営さまざまな課題ある
- ご要望は受け止めたうえで、学校施設と一緒に、何が最善か考えていきたい
高口Q:今の校舎でも学童を校内におけるならよいのですが、
学童・ひろばも、校舎内に置いたままにできる試算なのか伺います。
- 区A:現状、学童が校内にある
- 今の現状でも教室足りる
- 既存校舎内の改修で確保できると見込んでいる
拡張予定地は、トイレや熱中症対策のできる部屋の設置を
高口Q:拡張予定地をなんらか使用する場合も、
トイレや、熱中症対策として休める部屋などを設置していただきたい。
- 区A:学校・保護者と協議し、検討
高口Q:学校からはどのような話があるか?
- 区A:第二校庭の整備について、体育の授業やクラブ活動で活用できるようにしていただきたい、という話がある
高口:校長も新しく変わった。新校長ともしっかり話していただきたい。
「拡張用地を学童及びひろば機能のために活用する案を並行して検討、検証し、早期に最適な判断をできるよう、戦略的に検討を進めていただきたい」
「そのために学校、PTAとの対話を早期に進めていただきたい」
という要望をいただいていますので、検討と、早期の話し合いをお願いします。
他委員の質疑より
Q:現在の学級数
- 区:現在22学級
- 来年度:100人を超える人数
- この中で国都私立に行かれる方もいるが
- 学級増になる可能性も見込んでいる
- 標準は24学級まで
Q:学区域の変更は?
- 区:学区域の変更は時間がかかる、地域の理解が必要
- 周辺の学校も児童数が多い
- 学区域を変更しても改善しづらい
Q:拡張用地はどうするのか?
- 区:拡張用地の活用→学校と協議する
- 前向きに検討して整備していきたい
- 教育長:状況が変わるなかでも、石神井小学校の子どもたちにとって何が最善の活用方法か、常に考えながら進めてまいりたい。
*教育長登場!
通常、教育長は委員会で答弁することはほとんどありません。
Q:普通教室は、特別教室を使わなくても足りているのか?
- 区:足りている
- 少人数学級、パソコン教室などがある
Q:前回議案が出た時も、わかっていたことでは?
- 区:お子さんの推計は不確定要素が強い
- 学級数見込んでいる
- なかなか読めないところがあった
- 当初分析しきれなかった部分がある
*高口:答弁の「お子さんの推計は不確定要素が強い」
これは豊渓中学校にも小竹小学校や他の学校についても当てはまることだと思いますが…
→議会でも発言しました。
Q:二転三転し、保護者は右往左往している
- 区:保護者の皆様が右往左往している状況も聞いている
- 再検討→丁寧に近隣、保護者の皆様に説明していきたい
Q:大規模マンションができたら、どういう対応をしているのか?
- 区:相談の段階から共有
- 進捗状況は随時確認させていただく
- ファミリータイプなのかワンルームかで異なる
- おおまかな情報を把握
- 一方、家族構成(の把握)は難しい
- 石神井小学校で想定の入学者数が大きく異なったのは、家族構成の把握が難しかったため
- マンション販売事業者から可能な限り情報をいただき、対応していきたい
Q:今の段階で設計はなされているのか?
- 区A:設計はすでに完了
- 支払い済み
Q:エレベーターはこれから→入札不調のなかで、業者は人員確保などしていたのでは?事業者に対してどうするのか?
- 区A:すでに前払金を支払っている
- 製作には至っていない
- 早急に事業者に連絡し、協議する
質疑は以上です。
今回、保護者の皆様から寄せられていた声を受け、増築計画について立ち止まり、「再検証」することになったことは、大きな前進です。
一方で、増築をどうするのか、拡張予定地をどう活用するのかなど、最終的な結論はこれからです。
子どもたちにとって、校庭も大切な教育環境です。
児童数の推計だけで判断するのではなく、実際に学校で過ごす子どもたちや、保護者、学校現場の声をしっかりと聴きながら、何が最善なのかを考えてほしいと思います。
私も引き続き、皆様の声を伺いながら、校庭をできる限り狭くせず、子どもたちの教育環境を守るために取り組んでいきます。







