2026年9月3日、練馬区議会(2026年第3回定例会)が始まりました。
初日のレポートをお届けします。
公契約条例、教育費無償化、保育園や学童の待機児童対策など、
区長が掲げた公約がいくつも、前に進んでいることが明かされました。
谷原保育園についても、一定残す方策が示されました。
一方で、豊渓中学校については、苦渋の決断となりました。
練馬区長の所信表明
以下、所信表明からの情報をまとめました。
*全文は練馬区HPにUPされています。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kucho/shoshin/shosin0809.html
今年度より、中学校の修学旅行費を無償化
- すでに実施済みの学校、積立てている家庭も対象に
給食費無償化→不登校や私立も対象に(10月〜)
- 不登校、私立小中学校などに通う児童生徒を、追加で無償化の対象に
- 来月(10月)から
- 国や都の補助制度を活用
豊渓中学校の統廃合
*高口注:豊渓中学校については、統合・再編を進める方針が示されました。
以下、全文です。
区長「豊渓中学校の統合・再編について、これまで地域の方々から多くのご意見を伺ってきました。
いただいたご意見を真摯に受け止め、熟慮を重ねた結果、既に具体的な統合年度を公表し、それに基づく学校生活が始まっており、これを元に戻すことは、あまりにも子どもたちへの影響が大きいこと、また良好な教育環境の確保と持続可能な学校運営の観点から、これまでの方針に沿って、令和11年4月の統合に向けて取組を進めることとしました。
今後、学校関係者、保護者、町会・自治会の代表など、皆様と協議を進めていきたいと考えています。 統合までの間についても、学校や保護者の皆様の声を丁寧に伺いながら、豊渓中学校の生徒が安心して学校生活を送り、充実した学びを継続できるように、また、光が丘第一中学校についても、統合に伴う課題に適切に対応できるように取り組んでまいります。
豊渓中学校に隣接する旭町小学校は老朽化が進んでいるため、改築を早期に進められるよう検討してまいります。また、豊渓中学校の統合後の施設のあり方については、子どもたちをはじめ地域の皆様と丁寧に対話を重ね、いただいたご意見を反映できるよう検討を進めてまいります。」
待機児童対策
- この4月、6年ぶりに待機児童が発生
- 待機児童が生じた地域を中心に、新たな認可保育所の設置を進める
- 保育所を整備運営する事業者を、今月から募集
谷原保育園
- 今年度末閉園予定だったが、待機児童を踏まえ、
- 建物を一定期間有効活用をする
- 具体的な活用策の検討を進める
学童職員の確保対策
- 学童クラブ従事職員宿舎借り上げ支援事業を開始
- 来月より
*高口注:保育園で実施している、学童で働く職員の家賃補助制度と同じような制度だと思われます。
放課後デイの居場所事業を開始
- 7月より
- 放課後等デイサービス事業所で居場所を提供する事業を開始
- 現在4箇所で実施
- 今月(9月)から、障害福祉サービス事業所等でも居場所を提供
5歳児健診を開始
- 10月から
- アンケートを実施
- 必要に応じて医師の診察
- 相談支援や療育プログラムで継続支援
「ねりま障害児学びの相談窓口」の設置を進める
- 就学や学校生活での悩みや心配事に一元的に対応
公契約条例制定に向けた検討着手
- 公契約条例を制定し、区が発注する契約の労働報酬下限額を設けるなど、
- 適正な労働条件の確保を通じて、公共サービスの質の向上と地域経済の持続的な発展を目指す
- 制定に向け、外部有識者等による検討組織を設置し、具体的な検討に着手
- 事業者や労働者の皆様をはじめ、幅広い関係者のご意見を丁寧に伺いながら、練馬区の実情に即した 実効性のある条例となるよう検討を進める
練馬区独立80周年記念事業
- 令和9年8月1日に、練馬区は板橋区から分離独立して80周年を迎える
- 独立80 周年記念事業を実施
- 区民実行委員会を設立し、区民の皆様、区議会の皆様、区が三位一体となって、盛り上げていきたい
新たな基本構想等の策定着手
- この80周年を次の時代への出発点とするため、新たな練馬区基本構想の策定に着手
- 区民アンケートやイベント等での意見募集に加え、
- 私(区長)自身が地域に出向き、幅広く意見を伺う
- 新たな都市計画マスタープランの策定に着手
- 関係団体、専門家のほか、ワークショップやオープンハウスなどで区民の皆様にも積極的に参画いただきながら検討を進める
地域への支援
- 町会、商店会、消防団
- 加えて、NPOやボランティア団体など区内各地で多様な活動を展開する地域団体への支援も進める
- 区民の皆様と力を合わせて、安心で活力ある地域づくりに取り組む
熱中症で13名の方がお亡くなりに
- 区報やSNSのほか、高齢者世帯に電話への呼びかけなど行ってきたが、
- 13名の方が熱中症でお亡くなりになっています
- 身を守る行動と積極的な声かけをお願いいたします
高齢者支援の拡充
- データ連携システムを今月導入
- →地域包括支援センターにて、ケアマネージャーと介護サービス事業者がケアプランをオンラインで共有
- 認知症カフェ
- →8月に試行開催
- 定期開催にしていく
脱炭素社会の実現に向けて
- ごみの減量・資源化の推進、
- 住宅等の省エネ化、再エネ設備の導入促進などに取り組む
- 10月より製品プラスチックの資源化を開始
- 年間2000トンのごみ減量を見込む
カーボンニュートラル化設備設置補助金を拡充
- 高断熱窓や太陽光発電など
練馬区立美術館・貫井図書館の再整備
- 美術館・貫井図書館の再整備は、現在の建物を有効に活用することを基本として、
- 設備の老朽化や不十分なバリアフリーの解消等の対応を検討
- まずは、サンライフ練馬も含めた建物について、設備の劣化状況の確認や、コンクリートの圧縮強度、中性化の進行状況等の現況調査を実施
中村橋駅周辺のまちづくり
- これまで検討にご協力いただいた皆様に、直接、私(区長)自身の考えを説明、今後の取組へのご協力をお願いした
- 地域の皆様のご意見を丁寧に伺い、バス乗り場の改善や商店街の歩行環境の整備など課題解決に取り組む
- 美術館のあるまちの魅力を活かしながら、まちづくりを引き続き進める
大江戸線延伸とまちづくり
- 6月に小池都知事と直接お会いし、大江戸線の早期実現を要望
- 今後も都との具体的な協議を精力的に進める
- 『沿線まちづくりデザイン』来月(10月)成案化
- (仮称)大泉学園町駅の予定地周辺→今年度中に測量に着手
路線型デマンドタクシー
- 実証実験を11月から開始予定
全国都市農業フェスティバル2027プレイベント
- 11月21・22日、JA東京あおば農業祭にあわせて開催
公園の花火、試行実施
- 今後、実施結果を検証
- いただいた声を踏まえながら、
- よりよいルールづくり、公園運営のあり方の検討を進める
熊本地震への支援で、職員を派遣
- 熊本市→罹災証明書発行の業務にあたる職員
- 氷川町→災害廃棄物処理支援の職員
※高口注:あわせて、防災対策の強化についても語られました。
補正予算
- 中東情勢等の影響を受ける事業者への緊急対策→ 区独自の特別貸付
- 教育・子育て、介護・障害者児サービス事業者対象の給付金の支給期間を、来年4月まで延長…ほか
むすびに
区長「この間、私の原点である「区民の声を聴くこと」の大切さを再認識しました。
一方で、様々な ご意見やご要望がある中で、それぞれの思いや立場を受け止めながら「区民の声を形にすること」の難しさも実感しています。
だからこそ、対話を重ねる区政を何より大切にしたいと考えています。
これからも、区民の皆様の声にしっかりと耳を傾け、区議会の皆様、職員の皆さんと意見を交わしながら、将来を見据えた責任ある判断を積み重ね、着実に区政を前に進めてまいります。」
その他
区長の所信表明以外では、
- 議案の説明
- 昨年度決算の説明
がありました。
質疑は、各委員会で行われます。
高口も、しっかり頑張ります!
傍聴できる方は、ぜひよろしくお願いします。







