8/26、練馬区議会の総合・災害対策等特別委員会にて、視察を行いました。

台風や大雨による浸水被害を防ぐ、東京都下水道局の「第二田柄川幹線」。
8年をかけ、令和3年に完成した施設です。
あわせて、排水処理の取組についても伺いました。
《第二田柄川幹線とは》
練馬区の錦、北町、田柄などの雨水を流す「田柄川幹線」は、昭和40年代に整備されました。
もともとの川を利用してつくられたため、道路から浅い位置にあり、大雨で水位が上がりやすく、地盤の低い地域などでは浸水被害が発生していました。
そこで整備されたのが「第二田柄川幹線」です。
大雨の際、既存の田柄川幹線から雨水を取り込みます。この施設により、この地域では1時間50ミリの降雨に対応できることになりました。
約4万1,000トンの水をためることができ、学校のプール約100杯分に相当します。
また、空気の圧力によって衝撃が生じる「エアハンマー現象」が起きないよう、さまざまな工夫も施されているとのことでした。

※参考:第二田柄川幹線整備事業(浸水対策)- 東京都下水道局
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/gesui/jg04_gravure
《施設内部を視察して》
内部は公開できないためお見せできないのが残念ですが、実際に視察してみて、施設の構造や、大雨の際にどのような対応が行われるのかを、よく理解することができました。
内部は何層かに分かれ、階段で降りられるようになっています。
ここは新しいのでまだいいのですが、古い施設では、壁付きはしごを使って昇り降りする構造になり、大変とのこと(体力のいるお仕事ですね…!)。
《豪雨時の水位と排水の仕組み》
「先日の豪雨で、ここまで水位が上がりました」と見せていただいた場所には、落ち葉などが付着しており、どこまで水が来たのかがはっきりとわかりました。
かなり高い位置まで水位が上がったことがわかり、驚きました。
たまった水は、晴れた日にポンプで元の田柄川幹線へ戻します。最下層まで降り、実際にポンプも見せていただき。点検の方法や、ポンプの性能についても詳しく説明していただきました。
《安全管理の重要性》
下水道施設の危険性についても学びました。
施設内に入る前には、有毒ガスが発生していないかを必ず確認すること。
急な雨によって職員が亡くなった事例もあり、現在は「1滴でも雨が降れば入らない」という「1滴ルール」が徹底されているとのことでした。
安全を最優先にしながら、地域を守るために、24時間体制で、「命懸けで」働いてくださっている職員の皆様に、改めて敬意を表します。
《浸水被害を防ぐために》
先日の千葉県の豪雨のように、近年、短時間に激しい雨が降ることが増えています。練馬区でも、ゲリラ豪雨があったばかりです。
そうした大雨の際に、瞬時に稼働する第二田柄川幹線。
地域の浸水被害を防ぐために、こうした地下の施設が大きな役割を果たしていることを、改めて学ぶ機会となりました。
お忙しいなかご対応いただいた職員の皆様、ありがとうございました。







