【練馬区】学校指定の制服が届かない「指定店」トラブル、見直しを求めました(2026/8/25文教児童青少年委員会)

2026年8月25日、文教児童青少年委員会のレポートです。

令和9年度入学 練馬区立中学校学校案内を配布

来年度入学する中学生に向けた『中学校学校案内』ができあがりました。

そのなかには、制服や、豊渓中学校についての記載もあります。

一方で、今年、練馬区内の複数の中学校で、学校指定の販売店に制服代を支払ったにもかかわらず、制服が納品されず、事業者とも連絡がつかない……というトラブルが起きています。

数十人の生徒が関係していると聞いており、保護者からは、教育委員会からの説明が十分ではないとの声もいただいています。

「学校から指定されたお店だから購入した」という保護者にとって、単なる事業者とのトラブルでは済まない問題です。

高口からは、制服(標準服)の指定店制度の見直しと、そして、豊渓中学校の今後について、質疑・要望をしました。

*参考:令和8年度(今年度)版『学校案内』はこちら
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/shochu/gakkosentaku/chugakkogakkoannai.html

以下、質疑のやりとりです。

豊渓中学校は、地域とオープンな話し合いの場を

高口:今後のあり方について、地域住民や関係者、子どもたちも参加できるオープンな話し合いの場をもうけていただきたいと、強く要望します。

制服の指定店でトラブルが発生

高口:配布される新しい『学校案内』には、各学校のページに標準服=制服が紹介されています。
この指定の標準服を受け付ける、学校指定の事業者、いわゆる「指定店」があります。

実は今年、複数の学校で、夏服等の代金を支払ったにもかかわらず、制服が納品されず、事業者とも連絡がつかない状況が生じています。

数十人の生徒が関係していると聞いています。

保護者からは、教育委員会からの説明が十分ではないとの声も頂いています。

① 保護者への丁寧な説明を

まずは教育委員会として、現在把握している状況や今後の対応について、対象となる保護者に丁寧に説明していただきたいと要望します。

② 保護者負担の解消を

この件は、現在までに、教育委員会からの貸与というかたちで、一定の対応をしていただいています。

一方、保護者としては、すでに制服代を支払っているのに、返金もされず、現物も届かず、負担が生じている状態です。

「貸与ではなく譲渡とし、保護者・生徒が確実に制服を入手できるようにしてほしい」という声をいただいていますが、できないのでしょうか?

区として、保護者にこれ以上の負担を負わせない方法を検討していただきたいですが、見解を伺います。

  • 区A:納品されないケースがあったことは事実
  • 法律相談も行い、対応をいろいろ検討しました
  • 本来、標準服の購入は、保護者と販売店の私的な契約、民事のトラブルとなります
  • 被害を受けた額の補償・立て替えの対応は、ハードルが高い、困難
  • 法律相談でもそのような回答でした
  • 一方、教育委員会としても、夏服が届かない状況をそのままにする・何もしないことはできないと考え、
  • 学校や制服のメーカーと協議をし、
  • 今回については教育環境整備の一環として、割引価格での販売、貸与の対応をしました
  • 教育委員会としてはできるかぎりの対応をおこなった、ご理解いただきたいと思います

③ 指定店のあり方、見直しを

高口:法律的にハードルが高いことは理解しました。
その点も含めて、説明をお願いします。

しかし、保護者にとっては、「民民の契約、私的な契約」と言われても、学校から指定されたから、そこで購入をしたわけです。

ですからこの問題は、「学校が制服の購入先を指定していること」に起因します。

事業者に問題が生じることは、今後もあり得ることであり、他の学校でも起こりうることです。

学校にとっても大きなリスクとなります。

今回だけの問題とせず、みらい青空学園のように、仕様等を定めたうえで、どこの店舗でも購入できる、指定店をつくらない仕組みなど、制服の購入方法を見直していただきたいと思います。

④ 制服制度そのものについても検討を

また、購入先だけでなく、制服制度そのものについても検討していただきたい。

保護者の経済的負担や多様な子どもへの配慮、選択肢の確保なども含め、今後の制服のあり方を見直すことを求めます。

  • 区A:指定店(のあり方の見直し)については通知を送っている
  • 今回のトラブルについても各校で共有した
  • 指定品、指定店の見直しを各校に促す

質疑は以上です。

今回のトラブルを、個別の問題で終わらせず、同じことが繰り返されない仕組みづくりにつなげることが大切です。

保護者や子どもたちの負担を減らすためにも、指定店、そして制服そのもののあり方について、引き続き議会で問い、改善を求めていきます。