【決算・高口質疑】「つらい」と言える地域にしたい…がん支援・グリーフケア(2025/9/30②)

2025年9月30日、練馬区議会・決算特別委員会
「全款」での高口の質疑です。

テーマに分けてレポート中。
2つめは、がん対策、がん支援。

がんに関する質疑の時はいつも、
夫のことを思い、
誰にも相談できなかったあの頃の自分を思い出し…

今同じような境遇の人に
何ができるかを考えます。

これをすれば解決!と言える問題ではありませんが、
相談しやすい、
「助けて」が言える地域になればと願い、

以下、質疑をしました。


相談しやすい体制づくりを

高口

続いて、がん対策、がん支援について伺います。

がんで夫を亡くして早9年経ちましたが、
子どもが大きくなった今も、事あるごとに
「夫が生きていたらなあ」と思っています。

Q1

患者本人の支援はもちろんですが、
家族支援、遺族支援、グリーフケアの大切さを実感しますが、
頑張っていても、前向きになれる時ばかりではありません。
普段から十分すぎるほど頑張っている患者本人、家族、遺族が
「つらいと言っていいんだ」
「弱みを見せていいんだ」
と思えて、相談しやすくするメッセージの発信の工夫について伺います。

Q2

また、「グリーフケア」と検索しても、
区HPでは明確な情報が出てきません。
情報がしっかり届くように、改善を求めます。

2点伺います。

健康推進課長

ご家族や大切な方の病気ですとか、死、というものに直面して、気持ちが
不安定になるですとか、やり場のない思いを抱えるというのは自然なこと、
という風に思っております。

ご家族や大切な方を無くす、大きな病気をされる、
そういった経験された方に対しては、そのような前提のもと、
保健相談所、保健師などが現在丁寧に対応しております。

状況に応じて、悲しみに寄り添い、傾聴などを行う、
「グリーフカウンセリング」の紹介を行うなど、
辛い思いをされている方を支援する体制を整えております。

大切な方を亡くされた方への支援にあたりましては、
区の他、医療機関、がん相談支援センター等の
専門機関など、様々な機関が窓口となっております。
引き続き、連携して支援をしてまいります。

高口

ぜひ、そう言った情報が、グリーフケアという風に書いたりすると、
区のホームページで表示されるようにしていただきたいと思います。

保健所にはあまり相談事例もないということを聞いていますが、

がんに限らず大切な方、
ペットのワンちゃん、猫ちゃんなどペットを含めて、
亡くした悲しみを抱えている方は多いと思いますので
よろしくお願いします。

また、保健師によっては、医療的な立場での助言が強いという話も聞いているので、
複数で担当する等の工夫もお願いしたいと思います。