学校・区立幼稚園のエアコン、教室の更新と、武道場での設置へ…他【2025/2/17文教児童青少年委員会】

2025年2月17日、文教児童青少年委員会のレポートです。

学校関係の工事と、小中学校&区立幼稚園の教室のエアコン更新

練馬区の小中学校は、毎年、様々な工事を行っており、来年度実施予定の報告があります。

2025年度(令和7年度)の「学校関係工事計画(案)」は、以下の通り

■「豊渓中」も、来年度の工事あり!

注目は、学校統廃合で、統合予定を示された、豊渓中学校。

来年度、「屋内運動場天井照明改修設計」
…つまり、体育館の天井の照明を交換する工事を予定しています。

水銀灯(製造中止)から、LEDにかえる、という内容。

ちなみに、同じく統廃合を示されている小竹小学校は、今年度、プールのろ過装置の工事をしたばかり。

改修工事をしたばかりで、統廃合はもったいない!
と質疑すると、練馬区いわく…

  • 跡施設で、避難拠点など、学校以外の様々な利用がある
  • 豊渓中の体育館は、平成9年(1997年)8月築。
  • 「築27年」と新しく、「継続利用を想定」

それよりも学校として、学校の施設として残すべきです!

■エアコン:教室の更新+武道場に新設

ようやく来年度(2025年度)、体育館のエアコン設置が完了する練馬区。

来年度から、古くなってきた教室のエアコンも、更新することになりました。
あわせて、すべて未設置だった武道場にも、エアコンを全設置することに。

設置は平成20年(2008年)~。
エアコンの効きが悪かったり、調子が悪くて教室が使えなくなったり、「厚着で着てください」と言われたりが、各校で起きています。

■入札不調→美術館より優先を…!

実は、当時、他校より先んじてエアコンを入れた石神井東小学校は、今年度更新予定でした。

ところが、工事の入札不調で、来年度入札に延期。

一方、練馬区立美術館は、3-4年も先のエレベーターの発注を決めたり、
入札に備えて万全の対策をとろうとしています。

逆、逆……!!!

子どもの命と健康と安全を守るための対策、
いざという時避難拠点にもなる学校の
エアコンの更新こそ、力を入れるべきではないのでしょうか?

■更新スケジュール

  • アクションプランを1年前倒し、2025年度(令和7年度)からスタート
  • 2025年度(令和7年度)
    • 小学校4校:開進第一小、開進第二小、大泉第三小、石神井東小
    • 中学校2校:豊玉中、石神井西中(武道場含む)
    • 選定の理由:長寿命化工事と一緒に行えるから(石東小以外)
  • 2026~2027年度(令和8-9年度)
    • 各校・園のエアコンの現況調査を実施
      *故障で取り換え等もあり、入れ替えが必要な機器数を把握
    • 各年度の実施校・園を決定
    • 1年で最大40校

■教室の対象は、74校、3園

設置する学校数は、

  • 小学校49校
  • 中学校25校
  • 区立幼稚園3園
  • 武道場:中学校19校(改築2校除き、全校)

です。

■小竹小、豊渓中、光八小も含む!

小49+中25=74校で、練馬区の小中学校98校と数が合いませんが、
残り24校は、改築済・改築中・長寿命化改修中・改築決定校を除いた数。

学校統廃合を示されている
小竹小学校、豊渓中学校、光が丘第八小学校も
教室のエアコン更新の対象に、含まれていることを、議会で確認しました。

それだったらなおのこと、
統廃合は中止にしないと、もったいないですよね…!!!

■ガス式、3年リース

ちなみに、機器はガス式、3年リース。

これまでと同様の方式です。
電気等にかえると工事が大変なため、継続するとの方針です。

■区立学校なら、同じ教育環境が大前提!

この質疑中、区は「区立学校」なので「どこも同じ教育環境が大前提」と発言しました。

まったくそのとおりです。

一方で、体育館のエアコンは、設置に7年かかりました。

早くついた学校、最終年度の学校で、
小学校なら子どもが卒業してしまうほどの時間です。

エアコンのある学校、ない学校では、
体育の授業や行事など、様々な場面で、まったく違う環境です。
エアコンのあるなしは、不公平どころか、この酷暑で、命にも関わります。

「区立学校」なので「どこも同じ教育環境が大前提」

この言葉を、しっかりと守って頂きたいと思います。

民設子育てのひろばの新設「平和台子育てのひろば」

新年度(2025年度)、民間の子育てひろばが、1か所オープン。

  • 平和台子育てのひろば
  • NPO法人三楽
  • 練馬区早宮2-16-31クロープ平和台202
  • 3月下旬開設予定

子育てひろばは、東側に少なく、空白地域の解消が課題になっており、高口も議会で、対応を求めてきました。

今回、空白地域に色付けをして募集した、つまり地域を指定して募った結果、
東側の平和台に決定しました。
よかったですね!

応募は1団体のみ、埼玉県の事業者ですが、
練馬区在住の職員の方がおり、「力になりたい」と応募なさったそうです。

子育てひろばは今後も増やし、31か所にしていく予定。

ひろばが継続できるよう、補助額の増額を、改めて求めました。

図書館の臨時休館(特別館内整理期間)

※小竹図書館は、2025年度空調工事の予定があり、それが決まってからの発表となります。

ベルデ軽井沢、武石、岩井の臨時休館

少年自然の家、設備の法定点検等による臨時休館です。
スケジュールは以下の通り。

イングリッシュキャンプの事業者継続

2022年度にスタートしたイングリッシュキャンプ。

2022-2024年度の3年間、モニタリングが良好という理由により、NOVAホールディングスが継続して受託。

2025年度、事業者の公募がありましたが、引き続き、NOVAホールディングスが委託することに決まりました。

応募したのは他1社で、前回(3年前)募集したのとは別の事業社。

これまでの実績や、社員が常駐することなどを評価した、との理由でした。

同じような事業をやる自治体も増えたのでは?
人材確保も大変になるのでは?と質疑したところ…

  • やる自治体は増えた
  • 他自治体の実績を書く事業者もある
  • どこも夏休みに実施するわけではない
  • 夏休みに集中し人材確保ができないわけではない

という答弁でした。

一方、どの事業においても人材確保が課題。
事業継続のうえで、外国人講師の方が集まるかが、最も重要と考えます。


次回、文教児童青少年委員会は、3月11日。
この後は、いよいよ予算特別委員会が始まります。

頑張ります!