北朝鮮のミサイル発射状況→練馬区の報告の内容は?
※2022/10/11、練馬区議会「総合・災害対策等特別委員会」のレポートです。
「北朝鮮がミサイルを昨今多数発射したこと」を受け、練馬区議会にも報告がありました。
…といっても、練馬区として情報を掴んだりしているわけではなく、国からの情報を基にした報告です。
↓委員会資料より↓
↑この図の右のほう。具体的にどこに落ちたかはわからないとの説明でした
練馬区の対応
①国が発令→Jアラート
- 無線放送塔からの放送
- 緊急速報メール
- ねりま情報メール、ツイッター、HP
②伝える内容は
- ミサイルの発射情報
- 落下場所等
- 避難の呼びかけ
※区の答弁では「堅牢な建築物、地下街」とのことでしたが、練馬区に、都心でイメージするような「地下街」はないので、地下鉄の駅が主でしょうか
Jアラートについて
Jアラートは都道府県単位ですが、東京都の場合、島しょ部のみに伝達することもできる仕組みになっています。
10月4日は、東京都の島しょ部で、誤って発令されました。
「この誤りは国も認めている」と練馬区の説明。
その点は改善されたのか?と質問すると、
「国からは様々な通知がきている」が
「政府発表」のみで
「国から改善云々はない」
とのこと。
改善されたかはわからないのですね……
設定の誤りがないか確認がきたので、区として確認はしたとのことです。
また、10月4日の「青森県上空」とは具体的に何キロなのか、制空権内なのか聞いたところ、資料にあることしかわからないとのことでした。
(青森県上空を通過、最高高度約1000km)
調べてみたところ、
・国際航空連盟は高度100kmから上を宇宙と定義
・米国空軍は80kmから上を宇宙と定義しているようです。
10月4日の件で、区民からの問い合わせは0件でした。
練馬区国民保護計画
平成16年9月に「国民保護法」が施行
→地方自治体では、「国民保護計画」の作成が義務づけられました。
その計画にも定められていますが、
練馬区のHP
「弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について」
によれば
>屋外
- 近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下に避難してください。
- 近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください
>屋内にいる場合
- ドアや窓を全部閉め、ガス・換気扇を止めてください。
- また、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。
……高口としては、どうしても、
物陰に隠れる、伏せる、ドアや窓を閉めたりガスや換気扇を止めて、
命が守れるとは思えないのです……
練馬区の危機管理室長も
「区立施設…正直、そこに落ちたらダメ」
と認めました。
国にはぜひ、換気扇を止めに走らなくてもいいような、そもそもJアラートが発令されないような平和外交、平和政策を、切にお願いしたいと思います。
そして、日本で暮らす在日の方々への差別も深刻です。
漠然としたこわさに振り回されることなく、換気扇を止めるようなことでもなく、平和のためにできることを……と、思いを新たにしました。