【決算】発達性ディスレクシア、発達性読み書き障害の合理的配慮を!【高口質疑】

※2022/10/3、練馬区議会・決算特別委員会、「全款」での高口質疑です!

発達性ディスレクシア、発達性読み書き障害の合理的配慮を!

障害の中でも、発達性ディスレクシア、発達性読み書き障害は、
クラスに約3人いると言われながら、理解が進んでいません。

耳での理解や、発話には問題がなく
文字や文章を読む・書くことに困難があり
社会で多くの障壁にぶつかります。

特に学校での学習において、障害に気付かれず、配慮を受けられず、苦労している子も多いと聞きます。中には不登校につながるケースもあるようです。

 

もっと知ってほしいと、今年6月、練馬区社会福祉協議会が、
当事者や地域の方々とともに、専門家の監修のもと
『発達性読み書き障害早わかりガイド』を制作。

同時期開催したシンポジウムには約450人と多数参加し、
高い評価を受けました。

(※冊子はマンガが多くて読みやすいので、ぜひ読んで頂きたいです!!)

この冊子を、区内小中学校の全クラス分、プラス5冊程送付し、
校長会でも直接、読んでほしいと説明したそうです。

しかし、保護者が担任に聞くと
「冊子を知らない」「読んでいない」
という話が複数起こっています。

Q:読んで!!

  • 冊子が読まれるよう、教育委員会としても対応頂きたいですが、そのための方策が1点。
  • また、学校での理解を広め、合理的配慮があたりまえに受けられるよう対策を求めます。

2点、お答えください。

A:教育指導課長
  • 練馬区社会福祉協議会が作成した教員向けガイドブックにつきましては、本冊子の活用が十分に図られるよう校長会や研修会での周知を図り、教員への理解啓発を行っていく予定でございます。
  • また、文字の読み書きに困難を抱える児童生徒の学びをサポートする上で、タブレットパソコンを活用することは有効な手段であり、こういったことの適切な支援のために活用していく予定でございます。

※時間切れだったので言えなかったこと…

宿題の漢字練習の回数を減らしてもらえない、トメやハネ・マスのはみ出し等、苦手な部分をやり直しさせられる、テストでのルビふりを断られて学習意欲が低下した…といった話も聞いています。

こういった点、しっかりと合理的配慮が進むよう、これからも訴えていきたいと思います!