どうなる!?カルーセルエルドラド~練馬区補正予算・高口質疑
2021/3/3、練馬区議会・補正予算の高口質疑です!
【Q1】練馬区の「練馬城址公園」予算はなくなるが…
- 「練馬城址公園検討経費」が何年予算計上されてきたか?
- 今回の補正予算で減額の理由
まず、2点教えてください。
<企画課長>
- 平成27年から計上
- 区として、公園の整備で望ましい機能を検討するため、必要なデータの収集、整理、調査分析を行う経費
- 東京都の公園整備に向けた動きがしばらくなかった
- 最終補正で全額減額→何年か続いていた
- 過去にはこの経費を使って、練馬城址公園内のアリーナ等のにぎわい施設の整備の可能性等を、区独自で検討した経緯も
- 今年度も、本経費を支出しての調査等を行わない→全額を減額
【Q2】カルーセルエルドラドが戻るよう…しっかり交渉を!
来年度、練馬区の予算項目がなくなるのですが、練馬城址公園の計画は動き出し、現在、中間まとめのパブリックコメントが終了した段階です。その中間まとめでは、新たに「一部には遊園地の記憶を伝える遊具ひろばを整備」という文言が追加されました。
練馬区と区議会が都に要望書を提出した中の一つであるカルーセルエルドラド設置の可能性が見えてきたか…と感じています。
2月10日の企画総務委員会でも、「引き続き区の要望は伝え、反映させなくてはいけない」と力強く答弁されています。
- カルーセルエルドラド設置に向けた課題は何か?
- それを踏まえ、練馬区として具体的にどう動いて行くのか?
2点伺います。
<企画課長>
- 区議会の意見書、請願、区の要請書、全てに「カルーセルエルドラドを残してほしい」旨の記載
- この間、議会、区民、区は一丸となって都に対して求めてきた
- 区民等から同様の趣旨の要望が多数寄せられている
- 全て都には伝えてきた
- 中間まとめに、カルーセルエルドラドそのものの記載は現在ない
- 都には、残してほしいという声に留意した公園整備を今後も求めていく
- カルーセルエルドラドは、民間事業者が所有
- 再設置に数億円規模、ランニングコストにも数千万円が見込まれる→課題と認識
練馬区にかかっている…!
予算面をどうするかも含めて、練馬区がどのぐらい強く要望していくかに、カルーセルエルドラドの行方がかかってくると思いますので、都への交渉を是非とも引き続き頑張っていただきたいと思います。
【Q3】「多様な主体」として、地域が主体的に参画できるように!
ほかにも中間まとめの中には、テーマとして、「多様な主体と連携して~創り上げる公園」と明記されました。
この点、先日行われたオープンハウスで、東京都建築局公園緑地課担当者の方から、「整備運営の市民参画・協働については、練馬区から要望が上がれば、都は無視できない」との話がありました。
今地域では、としまえん跡地の公園づくりに夢や思いをもつ団体がいくつも動いていまして、パブリックコメントでも魅力的な意見がたくさん出ています。こういった方々はまさに多様な主体としてふさわしい方々だと思います。
- 練馬区として、地域団体を取りまとめて、多様な主体として公園づくりに主体的に参画できるように動いていただきたい
- そのために都市整備の部署や協働推進課やまちづくりセンターなどと連携し、多様な主体と協働する取組を始めるべき
<企画課長>
- 都に対して具体的な主体とはどういうものか、連携の方法などを明らかにするよう求めている
- 東京都の公園整備計画についての考え方を確認したうえで、区としてできることがあれば、当然協力していく考え
- その際、区内部での連携も検討が出来れば
練馬区の動きが重要!都と地域のパイプ役に!
地域をよく知っている練馬区が、都のパイプ役になって、地域の団体をつなげていくことが大変重要だと思います。
特に、30年以上もかかる計画なので、子どもや若い世代を含めて公園づくりに参画できるように、ぜひ区が動いていただきたいと要望します。