気候変動、まったなし!練馬区ができる全てをやろう!!/練馬区議会・決算、高口質疑!
*練馬区議会・決算特別委員会「環境費、経済産業費」の高口質疑Part3です
★環境基準を最優先にした電力会社選定を
環境マネジメントシステムに基づく「練馬区環境管理実行計画(第三次)」には、「再生可能エネルギーを活用する等の温室効果ガス排出係数の低い電力を調達する」とありますが、実態として、最も排出係数の低い会社が、入札に敗れています。
- 環境評価1位の日立造船株式会社は、CO2排出係数0.176(kg-CO2/kWh)
- 入札した東京電力エナジーパートナーは、0.455
→排出量は3倍。
- 再生可能エネルギーは、日立17.7%
- 東電2.73%
→わずか1/8です。
【Q1】CO2排出量、3倍もの差が!
2社のCO2排出量を比較すると、年間で大きな差が出てくると思いますが?
【区回答】(環境課長)
- 電力の調達、区は環境配慮のために電力については出来うる限り入札、あるいは再生エネルギーを使った事業者との随意契約と考えている
- 今回の入札は、国の法律、国・都における温暖化効果ガスの排出の削減に配慮した契約の推進の主旨を踏まえ
- 国が示す一定の評価基準に点数付けをして、一定の基準を満たした業者で価格競争
- 国の法の主旨のっとって推進
- 排出係数だけで決定をしているわけではありません
【Q2】(答えてください…)
年間で大きなCO2排出量と比較するとどのくらいの差がでますか?という質問にお答えいただきたいと思います。
【区回答】(環境課長)
- 数字についてはそれぞれの契約・使用電力にこの係数をかけていく形
- 係数の差が1/3程度で、その最終的なCO2の差も1/3程度だろうと思う
- 正式な数字は計算していません
★再エネを進め、地域経済循環を!
1/3……つまり、東京電力を使わずに日立造船の方を選んでいれば排出係数は、CO2排出は1/3に抑えられたということで、「できる限り環境に配慮する」という方針が本当に合っているのかな?と思います。
例えば、地域外の流出代金、練馬区では、エネルギー代金が667億円、うち電気代金が約253億円、地域都市の域内総生産 GRPの約3.3%にのぼる規模が流出しています。
気候変動はまったなしで、できる限りのできる施策をすべてやってほしいと要望して終わります。
(*時間がなく、下記要望のみ。あと2問あったのに、残念!)