コロナウイルス問題、練馬区の方針は?/4/24医療・病院整備等特別委員会レポ
4/24医療・病院整備等特別委員会のレポートです。
★当日資料はコチラ
新型コロナウイルスの現状
PCR検査センターについて
★医師会と協議中。時期、場所は…未定
- 区「設置に向け、練馬区医師会と協議を進めている」
- 場所、時間…「調整中」「詳細、決まったら報告」
- 時期、見通し→「できるかぎり早く」「具体的な日時は決まっていない」
- 区「早急にできるように、調整を進める」
★どんな体制になる?
- 区「想定、1日30件を目途にできたら」
- 「ウォークスルー、ドライブスルー、方式大きく分けて二つ」
- →方式は、「実施場所の面積、広さを含めて検討」「どちらかは決まっていない」
★PCR検査センターができた場合、流れは?
- これまでは、「区のコールセンター→調整→PCRセンター」
- センターができたら…「かかりつけ医→直接PCRセンター」(報道による推定)
- 区「保健相談所の負担が減るのではないか」
今の検査体制
★PCR検査が受けられない…
- 区「なるべく受けられるように調整させて頂く」
- 「先生(医師)によっては、軽くても検査を受けに来る場合→後回しに」
*医師によって判断にバラつきがあるようです。
★「最長」で、「5日」
- NHKの報道で「5日」と出た
- 取材で「最長何日」と聞かれ、土日を挟む場合があり、「最長5日」と答えた
- 区「練馬区がとりわけ遅いとは思っていない」
★練馬区の検査人数
- 今、公表している「531件」
- 練馬区を通して検査した数、練馬区の医療機関を通した数→区民とは限らない
- 医療の保険診療で受けたものはわからない、含まれない
★PCR検査の要件は緩和されるか?
- 厚労省判断、練馬区ではない
- 区「先生の判断=(要件に)一致しないと検査できないわけではない」
練馬区の感染状況
★感染者=180名
- 感染者の「180名」は、「練馬区に住民票がある方」
- 区「とりわけ重症者が多いとは思わない」
★退院がなかなかできない?
- 退院→「PCR検査2回のハードルが高い」
- 症状が出て、24時間たって陰性→24時間たって陰性
→2回で退院=クリアが難しい - 先日法改正し、短くなった
- ホテルで入院=軽症者の場合、緩和されると聞いている
★患者の傾向は?
- 区「当初は、海外、船に乗っていた人が多かった」
- 「現在は、まち中に広がってきた印象」
- 「最近は、家族のどなたか。家族内」の流行が見られる
練馬光が丘病院と中野江古田病院
★光が丘病院、現状と見通し
- 光が丘病院から「患者が出そうだ」と連絡があり、保健所が調査に入り、確認した
- 今、対応中
- 再開の見通し→区「ある程度落ち着き、病院がまわるようになって」「再開のめどがたって」から
★入院、救急、小児や産科の対応
- 外来は中止
- かかりつけ医が電話で診療→処方箋を発行
- 区「問題ない」
- 産科→「お産が近い方、他が難しい」「配慮のうえ、妊婦に不安ないよう」「整えている」
★中野江古田病院=中野区が把握
- 中野区の保健相談所が対応。練馬区では確認していない
- 「情報の集約・発信の一元化」「迅速な調査・対応」のため
- 「医療機関への支援、どういった形でできるか、現在検討中」
具合が悪くなったら……?
★まずかかりつけ医に判断を
- 区「熱=すべてコロナウイルスではない」
- 「陰性の方もかなりいる」
- 「だから大丈夫ではなく、症状(にあった)治療が必要」
★入院までの流れ
- コールセンターに相談の電話を頂く
- 必要な方には、保健師が外来に連絡
- すぐに折り返す
★発熱したら、どこに行けばいい?
- 区「基本的に、かかりつけ医に相談」
- 区「診てもらえなかった、という話は把握している」
- 「診ていただけるよう、お願いする」
★悪化した場合の搬送方法は?
- 法律上は、陽性者=保健相談所が手配して搬送
- 確定していない方=保健相談所ではない
- 具合の悪い方→救急車を呼んで搬送
★救急車、断られる話があるが?
- 区「基本、救急車は断れない」
- 「必要であれば救急車の依頼を」
- 「救急車は都の消防庁。確定患者、疑いのある患者、発熱について、協議を継続している」
★保護者が感染→子どもだけが残されるケース
- 区「現在事例は生じていない」
- 「その話は出ている」
- 「子ども家庭支援センターと話をし、区ができることを調整中」
- 子どもが感染した場合は、完全看護→親の付き添いは不要「心配いらない」(区)
★費用はいくら?
- 診療費、入院費はゼロ
- 実費のみ
軽症者への対応
★自宅待機が半数
- 4/23時点で180名→91名が自宅
- 東京都のほうで、順次ホテルに移すようにしている
- 高齢者はホテルに移せない
★練馬区には…ない
- 区「国が都道府県単位で」「都が一括借り上げ」
- 「練馬区にはない」
★ホテルに入る人の基準は?
- 基本的に、軽症者は自宅かホテル
- 本人の希望+家庭の事情(同居人に高齢者、乳幼児がいるなど)
→宿泊調整 - ホテルに缶詰めがイヤという人もいる
★悪化の可能性→受け入れ先は?
- 区「現在は自宅で」
- 保健相談所が平日は1日1回電話連絡し、健康状態を確認
練馬区の体制は?
★保健予防課が所管
- 区「業務が増えているのは事実。増えているのはほぼコロナウイルス」
- 「通常の業務をやりつつ」
- 「保健相談所から保健師の支援、人事→事務の支援」がある
- 完全ではないが、「充実」してきた
★区の予算措置は?
- 区「区として検討」「別の機会に提案」
★マスク等備蓄状況
- 33万枚あった→数回、関係機関に配布
- エタノール→3月に購入したものを配布
- 充足してはいないが、備蓄は残っている
- 今、マスクは5万枚以下「ゼロにはできない」「虎の子」
- エタノールは「数本」「入手困難」
- 毎月調査
- 国や都から、練馬区に直接の支援はない
医療機関への支援
★現在の医療体制
- 練馬区ではなく、「都全体で受け入れ、振り分け」
- 区「遠くに入院している区民もいる」
- 「今は都外の入院の話は聞いていない」
★患者が減少=経営悪化
- 区「3月、例年に比べて減っている」
- 「統計を取っていないが、4月も減っている」
★財政支援は?
- 区「都でやっている」
(コロナ患者を受け入れ、他病室で受け入れられない病院への補助) - 「コロナウイルスは診療報酬が2倍」
- 「国、都の支援を見極め、不足があれば区で支援」
★在宅医療への支援
- 小規模の事業所が多く、マスクやガウン、アルコールが手に入らない問題
- 区「マスクなど、医療で切らすことはできない」「定期的に調査」
- 「数少ない備蓄、供出をコントロール」「個別の対応は難しい」
*ネットでは、10倍の値段で手に入るようになってきたので、区が配布できないなら、その予算の支援を要望しました。
オンライン診療
★練馬区の現状
- 現在、区内でいくつの医療機関が、オンライン診療を行っているか?
- 区「把握していない」
★都の補正予算で、オンライン診療費用
- 区「先生方、高齢で不慣れな方もいる」
- 患者のほうにも機器が必要など、「課題」があるが
- 「世の流れ」「推進、働きかけたい」
その他
★外出抑制、呼びかけは?
- 「安全安心パトロールカー」を活用
★発熱外来を作らない理由は…
- 区「熱のない患者(感染者)もいる」ため
- 「今一番の課題は検査」「検査のボトルネックを突破したい」
- 「初期診療→検査の流れを作れれば、発熱外来にせずとも、療養につなげられる」ため、「積極的に発熱外来をもうけよう、となっていない」
- 「(感染を)疑っていない方の地域の診療もありうる」
- 「地域の先生に予防策をお願いする」
★帰国者・接触者外来は非公表
- 区「患者が殺到して、機能停止を避けるため」
- 「保健相談所が連絡し、必要な方をつなぐ」
★災害時の避難と感染対策
- 区「長期化を予想。すでに調整、検討」
- 「台風シーズンが心配」「(対応策を)構築する」
★里帰り出産をやめた場合、産む場所は?
- 相談事例はまだない
- 区「相談があったら対応」「極力調整したい」
★学童・保育園の対応、医学的、保健的な観点で問題ないのか?
- 区「休園は難しい」「社会的インフラの一つ」
- 「密にならないよう」「自宅で見てとお願い」
- 「勤め先、(自宅が)認められるよう働きかける」
★外遊びの基準。公園はOK
- 区「一般報道のレベルの認識」「外は問題ない」
- 「群れて遊ばなければ(いい)」
- 「ジョギングは、間隔をあけて走る」
- 「ずっと閉じこもる」より、「外出、気分転換」(は問題ない)
- 「密にならないよう気を付けて」
- 「子どもを密にさせず、子どもを守る周知を丁寧に(行いたい)」
その他報告
高松病院→入院をやめ、診療所に転換
- 3/31、一般病床:31床を廃止
- 透析は外来として継続
練馬光が丘病院建設工事説明会、中止
- 資料をポスティング
- 近隣→半径60m
- 質問は電話で対応
- 電話:事業者代表番号と、現場の代理人の携帯
- 練馬光が丘病院と区のHPにUP
- 頂いた意見も、HPに掲載
- 5/7から順次工事→仮囲い設置
- 本工事6月~