5/22環境まちづくり委員会レポート(富士見台、高野台、石神井台、関町、上石神井、氷川台)

5月22日の「環境まちづくり委員会」。議題は、

  1. 富士見台駅北部地区地区計画の原案
  2. 区営住宅のペアリフォーム(2住戸化改修)工事
  3. 石神井台六丁目緑地の都市計画原案
  4. 関町南二丁目公園の都市計画原案
  5. (仮称)練馬区立上石神井三丁目公園基本計画
  6. (仮称)氷川台駅第九自転車駐車場の整備

の6点。それぞれわかりやすくお伝えしていきたいと思います!

1.富士見台駅北部地区地区計画の原案

「密集住宅市街地整備促進事業」とは?

「密集住宅市街地整備促進事業」とは……簡単に言うと、道路が狭く、木造の建物が密集した地域を、道路を広げたり、公園を増やしたりして、解消していきましょう…という事業です。

練馬区では、江古田や北町で、すでに行ってきました。富士見台北部でも、密集化を解消する地区計画が進んでいます。

「地区計画」って?

地区計画になると、「権利制限」がかかり、強制力が生まれます。それだけに、住民の皆さんへの丁寧な説明や同意が欠かせません。

主な内容は、6メートル道路への拡幅。道路に関係する地権者は2200人おられます(私が本日質問にて確認)。

アンケートでは賛成が多いとのことでしたが、アンケートの変換率は1割程度とのこと。

また、「個々の同意の手続きは定められていない。“おおむね同意”というサイン」で進める、と区の答え。

しかし実際に、以前も、別の地域で、合意の取り方が不充分だったことがあったそうです。慎重かつ丁寧な対応が求められます。

*公式サイト
貫井・富士見台地区のまちづくり
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/machi/kakuchiiki/nukui-hujimidai.html


2.区営住宅のペアリフォーム(2住戸化改修)工事

区営高野台三丁目アパートの3DKを、1DK×2戸に変更。60歳以上の高齢単身者を対象にする…というもの。

これまでも区内で、8戸→16戸に変更済み。

今後も区内で、38戸→72戸に改修していく計画があります。

区営住宅の倍率は、23倍。単身向けになると、60倍にも。

ご高齢単身者への対応はもちろん大切ですが、一方で、若い単身者も増えています。その点を質問したところ、

「福祉分野での支援を、住まいへの支援へつなげていき、連携を進めていく」との返答でした。


3.石神井台六丁目緑地の都市計画原案

石神井台六丁目緑地を、都市計画に位置付ける…というもの。


4.関町南二丁目公園の都市計画原案

昭和55年から民間遊び場として開放されていた「たけしたちびっ子広場」を、都市計画公園に位置付けるというもの。

都市計画公園に変更されるにあたり、どう変わるのか質問しました。

「「花火禁止」など、区の公園の基本的なルールが適用される」
「他、細かなルールは、地域の要望を聴き、決めていきたい」

とのことでした。

昭和55年は、私の生まれた年! 民間遊び場が、30年間で3分の1に激減した今、こどもたちの遊び場がしっかり守られるようにしなければ、と思います。


5.(仮称)練馬区立上石神井三丁目公園基本計画

東京藝術大学・石神井寮の跡地を公園にする計画です。

区の70周年独立イベントとして、近隣の小学4年生27名によるワークショップを行い、その案をもとに基本計画をまとめたものです。

こどもたちの意見から公園を作る……それ自体はとってもワクワクします! 私も子どもをぜひ参加させたいと思う企画です。

そのこどもの思いを、しっかりと形にしていくこと。それに加えて、子どもたちの創意工夫が育まれる、自由が許され、思いっきり遊べる環境にしていかなくてはいけません。

「こどもの森のように、どろあそびができるコーナーは?」
「地域の外遊び団体やNPOと連携しては?」

といった意見を言いましたが、具体的な検討はこれからとのことです。

こどもたちが本当に“遊べる”、近隣の方が使いやすい公園にするためには、皆様の関心と声が不可欠です。

6月に住民説明会、9月から基本設計、2019年から工事とのこと。ぜひチェックしてください!


6.(仮称)氷川台駅第九自転車駐車場の整備

放射36号線にあわせ、氷川台駅前の駐輪場は、「現在2662台マイナス1857台=805台」に減少します。

それに先駆けて、地下1階、地上3階、計500台の駐輪場が作られるというもの。開設は2019年7月予定です。

今、駅の目の前にある駐輪場に比べ、少し離れており、また「3階だて」という“面倒くささ”もあります。ベルトに乗せて運ぶ「自走式」ですが、3階まで行くのはなかなか大変……。

質問したところ、

「1階は、高齢の方や体の不自由な方、大きな自転車を優先する」
「定期利用は、3階を安く設定する」
「買い物などの一時利用は地下1階に予定」

とのことでした。

駐輪場が不便だと、結局は放置自転車が増える結果にもなります。

残る1300台分も、道路ができる前に確保していく、と区は言っていますが、1300台分をどのように確保するのか、簡単ではありません。

駅前の環境を守るためにも、ぜひ、通勤、通学、住んでいる皆さんの声をお寄せください!

info@koguchiyoko.net