区内施設見学会

先週末、新人議員対象の「区内施設見学会」に参加しました。

光が丘の防災学習センター、学校教育支援センター、街かどケアカフェこぶし、谷原の清掃工場、ふるさと文化館、大泉リサイクルセンター、大泉はつらつセンターの計7か所を、7時間かけて回りました。

コースは毎回、検討を重ねているそう。前回は2日かけた過密スケジュールだったため、今回はゆとりを持たせたとのこと。移動はマイクロバスにて。こちらは年間契約を結んでいるそうです。バスの名前「たけのこ」は、会社の名前だとか…(←プチ情報)。

防災学習センターでは起震車体験。実際の地震を再現でき、今回は熊本地震を体験。プログラムは追加できるスグレモノ。

学校教育支援センターは、以前は各地域に分かれており、学校跡地に機能を集約化したもの。ここでは、不登校のお子さん対象の「適応指導教室フリーマインド」「トライ」が開かれており、以前から気になっていました。

私は「学校への復帰」だけがすべてではないと思っていますが、学校への復帰支援を行っている以上、どのくらいの子どもが復帰しているのか尋ねたところ、後日、「数字自体を出していない」との回答が。駅からも遠く、ここまで本人が通う、あるいは親が送迎するのが大変な家庭も多いのでは、と感じました。

大泉リサイクルセンターは、区内で4館目。他区は1~2つが基本で、4つもあるのは珍しく。練馬区の環境への意識の高さの表れとも言えますが、しかしなぜ……?
この疑問は、戻って池尻さんに質問したところ、元々、市民団体が主体的に運営に関わる構想だったそう。それがなかなかうまくいかず、4館構想が残り、法人2社が指定管理になった…という経緯があるそう。

「市民との協働」は、理想ですが、やはり難しいのでしょう。しかし、その施設が本当に地域に根付き、必要とされ、真価を発揮するためには、「自分の大切な居場所」として利用する住民やグループが不可欠です。そのためには、行政の側も、地域に根をおろし、”共に”取り組んでいかないといけないのだな、と感じました。

ふるさと文化館など3施設は、ライター時代に取材したことがあり。旧内田邸では、サポーターの皆さんにマニアック?な質問を…。入口の横の壁に「家屋調査済証」というプレートがあるのですが、いつ頃のものかは調べたけれど結局不明とのことでした。

子育て関係の施設は実際にいろいろ通ってきたので、「街かどケアカフェこぶし」や「大泉はつらつセンター」など、普段入れない高齢者施設の見学も、いい勉強になりました。

大泉はつらつセンターの入り口前に、横断歩道や信号がない問題について質問したところ、「今も警察と協議中だが、なかなか難しい」との回答でした。

ちなみに、はつらつセンターには、マッサージチェア5台の他に、「スカイウェル」という電位治療器が4台導入されていました。実はこれ、亡くなった祖母の家にあり。よく両親が「高かったんだよ~」と言っていたのを記憶していて(^_^;)、気になったのですが。公式HPでは、7年リースで月額約1万×4台。つまり年間約50万円。
http://www.e-sunauto.co.jp/products/skywell/system.html

これで皆さんの健康が保てるなら安いと言えます。反面、治療器もマッサージチェアも、年齢制限なく使えたらいいな、という思いも…(20代からひどい肩こり&腰痛持ち)。お風呂場は、多世代の交流場になりそうですし…。いろいろ感じることがありました。

「これはどうなっているんだろう?」とふつふつ質問が湧いてくるのは、ライターをやっていてよかったな~と思うところです。

谷原の清掃工場からの景色は絶景!