地域懇談会@石神井公園、開催しました!

駅前の再開発と道路、それによる地域の分断という重い問題にはじまり、商店街のあり方や、地域経済や雇用、保育園や学童など、様々なテーマに話が及びました。檀一雄と坂口安吾による「100人前のカレー伝説」にちなんだカレーイベントの話も、とても魅力的! 石神井という土地が持つ“文化資源”の豊かさに、改めて気づくことができました。

石神井公園は、都立大泉高校に通っていた20年前、実家から自転車で通っていました。クラス会があったり、演劇部の練習場所にしたり…思い出の場所。印象に残るのは、石神井公園に続く商店街のにぎやかさです。

今、練馬区は、石神井公園の駅前に大きな道路を引き込み、どでーんと高いビルを建てる計画を、進めようとしています。暮らしやすさとは、車だけが移動しやすい社会でしょうか? それとも、年をとって免許も返納し、遠出が難しくなっても、歩きやすい社会でしょうか。大きな道路があると、横断歩道まで迂回しなければいけません。渡るのも一苦労。小さな子ども連れや、車いすの方…元気に歩ける人のためだけの、駅前なのでしょうか。

しかも、若い世代の車離れが言われて久しいですよね。高口家にも車はありません(時代の最先端!!?)。高度経済期のインフラの老朽化が進んでいる今、新しい道路や大きな建物はまた、未来の負債になってしまうのでは…。

道路や高いビルよりも、石神井公園の“文化資源”を活かして、人と人がつながる、もっと豊かで温かなまちづくりができるはず。今回の地域懇談会で、私はそう感じました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

地域懇談会ラストは、12月16日(土)18:30~大泉の勤労福祉会館です。お待ちしています!