2025年、江古田の商店街が、本当に消えてしまう!?~予算特別委員会答弁

高口ようこの地元である桜台、住んでいる江古田を揺るがす2つの道路の問題…

3月5日(月)の練馬区議会「予算特別委員会」にて、市民の声ねりま代表・池尻区議が、桜台の放射35線(通称タテ3)と、補助172号線について、質問をしました。


要約すると…

【放射35号線(タテ3)】
●「1日2万6000台」という将来の交通量推計には、大きな疑問点がある。
→タテ3ができるのにあわせ、豊島園通りの将来推計が「ゼロ」になるのはおかしい。
●近くの豊島園通り(1万6000台)と、大門通り(8000台)という数字(あわせて2万4000台)と、ほぼ同じ。
→今ある道路の交通量を、”付け替えた”だけになっている。
道路の必要性自体に疑問。

【補助172号線】
練馬区は「都市計画道路は10割の整備を目指すのが当然」と考えている。
172も、練馬区は「必要」な道路であり、「着実に整備を進めていく」と認識。
172によって、ゆうゆうロードなどの商店街が消えることも、練馬区は了解している。
平成37年度以降の着手と予想される。


……つまり、7年後、2025年。江古田の商店街が、本当に消えてしまう危険性があるというわけです……。

このままでいいのでしょうか? 江古田で暮らす一員として、しっかり計画白紙を求めていきます!


以下、答弁を要約してお伝えします。

Q 池尻区議
●第四次事業化計画では、将来の交通量の推計が「1日2万6000台」となっている。
●一方、タテ3と一部並行する豊島園通りの推計が、「1万6000台」から「ゼロ」になっている。不思議な推計では?

A 交通企画課長
●交通量推計は、すべての都市計画道路が完成した状態での、交通状況の「概略」。
●精緻な数字ではない。

Q 池尻区議
●1966年に決定されたタテ3。当初は6車線の計画だった。
●1980年に初めて、交通量推計が全都市で行われた。
→そのときのタテ3の推計は、4万3500台。
→この時点で、6車線から4車線に。
●その後、三次計画で3万6000台、四次計画で2万6000台と、みるみる減少している。
●近くの豊島園通りで1万6000台、大門通りで8000台(=2万4000台)という数字。
→豊島園通りと大門通りの推計を、タテ3に付け替えただけかのよう。
●これで、骨格幹線道路の必要性があるのか?
●車線の見直しも必要ではないか?

Q 交通企画課長
●これまで骨格幹線道路網の見直しは行っていない。
●車線は、東京都で現在調査検討中。

A 池尻区議
●先日、交通企画課長の答弁で「都市計画道路は10割の整備を目指すのが当然」とあった。
●第四次事業化計画に含まれていない「補助第172号線」の桜台や江古田の区間についても、整備の必要性があるという認識か?

Q 交通企画課長
●補助第172号線の当該区間は、第四次事業化計画の将来都市計画道路ネットワークの検証において、交通処理機能の確保と
延焼遮断帯の形成に資する路線として必要性を確認している。
●今後も東京の都市づくりに必要であると評価されたもの。
●優先整備路線に入っていないため、見込みはわからないが、平成37年度以降の着手と予想される。
●まずは優先整備路線の早期整備を働きかけながら、その他の路線についても、必要であることから、着実に整備を進めていく。

Q 池尻区議
●区として、「172は必要がある」という答弁。
●桜台区間にはほとんど現道がない。
●コミュニティが分断される。
●桜台の地域の合意や了解は得られないのでは。
●江古田区間では、172はゆうゆうロードの商店街をすっぽり呑みこんでいる。
●ゆうゆうロードが消えることを、練馬区は「了」としているのか?

Q 交通企画課長

●道路整備に合わせて、商店街の再生等の街つくりは必
要だと考えている(=了としている)。
*商店街の「再生」という言葉は、商店街の「存続」を否定したという意味